- 名前
- 狭山の卓也
- 性別
- ♂
- 年齢
- 66歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- 自由コメント:私は優しい 大人の恋愛に大切な事:信用 出会う前に知りたい事:チャレン...
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流れるプールの鼓動
2025年08月20日 00:10
「流れてみようよ!」提案すると彼は頷いた
水面に横たわり漂う私たち 太陽が皮膚を焼き始めた時
「ちょっと疲れたかも♡」彼女がつぶやく「僕の上に乗ってもいいよ」
申し出に迷いつつも彼の腰の上に腰を下ろした
筋肉質な体と自分の柔らかい太ももが接触する
彼の心臓の鼓動を感じるほど近い距離
「重くない?♡」聞くと「君なら問題ないさ」彼は優しく笑った
プールサイドに上がった私たちはタオルで濡れた髪を拭きながら歩き始めた
彼の腕をつかみぴったりくっついていると彼が小さなため息をつく
「なんだか今日の君は別人みたいだね」
「だって水の中だと勇気出るんだもん♡」
本当は違う 昨日ネットで調べた「年下男子を落とす方法」の一つを試しているだけ
「少し幼く振る舞うと守ってあげたくなる」というのが効果的なようだ
レストランで食事をしている最中もわざとらしく彼のフォークを借りたり
お冷をこぼして慌てるフリをしたりしてみた
帰り道で彼が突然足を止め「大事な話があるんだけど聞いてくれる?」と真剣な表情になる
「今度君のご両親にお会いしたいんだ ちゃんとした形で付き合っていると伝えたい」
予想外の申し出に心臓が高鳴る
ここまで読んでいただきありがとうございます
親への告白と意外な本音
「わざわざありがとうございます これからも娘をよろしくお願いします」
玄関で見送る母の温かい言葉とは対照的に父の表情は硬かった
部屋に戻った私たちはようやく緊張から解放される
「お父さんが心配そうだったね」彼がぽつりと言う
「ママから聞いたんだ パパは『ちゃんと節度ある交際を』ってずっと言ってるんだって」
彼は真面目な顔でうなずく「それは正しい意見だと思うよ」
彼は神妙な顔でうなずく「そうだね 学生だし健全な交際を・・・」
彼女が突然彼の胸に飛び込む 柔らかい体が密着する
「建前はそれでいいじゃない♡」驚く彼を見上げて甘えた声で囁く
「でも私たちの本当の気持ちは別のところにあるんじゃない?♡」
彼の頬が赤く染まる「それは・・・どういう意味だ?」
「言葉にしなくても伝わるものがあると思わない?♡」
彼女の目が潤んでいる 普段の控えめな彼女からは想像できない大胆さだ
「パパには内緒にしておくから♡」
彼がため息をつきながら彼女を優しく抱きしめる
「本当に悪い子だ」
「本当の事を伝えたら父は病気になっちゃう 安心させとくの
でもここでは脱がないでね♡」彼女が小声でささやく
彼は混乱しながらも微笑む「君って意外と策士なんだね」
「だって大事なのは結果でしょ?♡」彼女が無邪気に首を傾げる
「それに・・・」彼の襟元に手をかけながら続ける
「パパには『健全な交際』を演じればいいんだから」・・・




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