102／観て欲しい

静子をじっと見詰めて話し続ける坂本
主人が横に居なければ、すぐ飛び掛られそうな目
静子にはそのサインが良く分っていた・・・私を見るあの目
静子が脚を組み変える度に、短めのタイトスカートの奥を覗くあの目
座り直しスカートを少し上げた・・・あくまでも自然を装って
そして、少しずつ脚を広げて行く・・・・・何でこんな事をしてしまうのか分らない
観て欲しい、女として観て欲しい・・・・・あー、観てくれている、女として、厭らしい目で
じっと見てる・・・・・その目に覗かれている内に、ジワーと湿って来ているのが静子には分った

時が経つにつれ、坂本の手がしきりに静子の肩や腕に触れて来る
その度にゾクッとしてとり肌になる
隣に主人の英治が居るというのに、静子は坂本に男を感じてしまっていた
静子は「酔っているからだわ」と自分で納得しようとしたが、そうでない事は分っていた


６杯目を忠志がまた作ってくれた
杯が増える毎に濃くしているのが静子には分かっていた・・・・・私を酔わせてどうする積り？
横に主人が居るのに、何も出来ないわ
今度のは水はもう、ほんの少しだった
グラスを渡す時、空いているもう片方でグラスを掴む手の甲に重ねて来た
静子はチラッと忠志に目を向ける
坂本の顔が訴えていた・・・・・欲しいと
そのグラスが空け掛かった時
「奥さん、おトイレをお借りしたいのですが」

「どうぞ、こちらです」
静子は椅子から立ち上がろうとして、少しよろけた
私ちょっと飲み過ぎたかしら？と一瞬考えはしたが、丁度いい気持だった
ここでもう一度バランスを崩したとしたら・・・・・？

坂本の前を歩く内に、また少しよろけた
その時、坂本が後ろから抱き止める
「大丈夫ですか？」
「あっ、ご免なさい・・・・・少し飲み過ぎたみたい」

坂本は両手で胸を掴み、腰を付けている状態で抱きかかえた
その格好が５・６秒続いた
なんてムチムチして抱き心地のいい体をしているんだ・・・・・聞いてた以上じゃないか
坂本はペニスが一気に勃起してしまった
静子は腰の括れの上で、それがぐんぐんと大きくなるのが分った
それを感じると腰がビリビリと痺れてしまった・・・・・動く事が出来ない

今、坂本は乳房を揉み、ペニスを擦り付けていた
「あっ、あぁー」と静子の口から喘ぎが漏れる
「駄目、坂本さん止めて」
「あー、我慢できない・・・・・さっきから分っていたでしょう？」
「嫌、彼方は主人の幼友達でしょう？」

静子のやっと出た言葉は弱々しいものだったが、坂本は無理強いをしなかった
「駄目、ねっ、もう止めましょう」
「・・・・・すみません、奥さん、すみません」
「さあ、おトイレ」


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