3-87／私も２本

目が醒めると横で建夫が寝ている
思わず抱き付いていた
不潔だとも嫌悪も何も無く、ただいとおしさだった
抱いて欲しくて体を揺すった
「あー、お早う」
「抱いて!!すぐ抱いて・・・待てない」
「あぁ、分かった・・・・・舐めてくれ」

毛布の中に潜ると咥え込む・・・何故かすぐに大きくなった
ひかるは上から入れると、猛烈な勢いで前後に擦り、上下に動いた
幸子と建夫の光景が、次から次に現れては消える
嫌、嫌だと大声で叫ぶ内にイッてしまい、建夫も一緒に中に迸らせていた


＊ ＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊

「貴男、来週常務とヨーロッパでしょう？」
「そうだな」
「幸子さんに寂しいから、遊びに来てと誘われたの、どうすればいい？」
「泊りがけで行けばいい」
「分かった、そうすね・・・・・何を持って行けばいいかしら？」
「ワインがいい」
「銘柄は？」
「お前の好きなのでいいよ」
「そんな事言ったら、赤白で３万円はするわよ」
「いいさ、それくらい」
「うん、分かった」

建夫は行けばどうなるのかを、知っているのだろか？
あいつの事だ、当然分かっているわ、と考えた
幸子さんも持っている筈だけど、私も２本持って行こう
その一つは二人用の物で、硬さも太さも長さも、ひかるは気に入っていた


＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊
「いらっしゃい、今日は有難う」
「いいえ、楽しみです」幸子の顔を見た途端に、ひかるはモードが変わっていた
「夕食のお手伝い、お願い出来て？」
「えぇ、勿論」いい捨てる様に答え、どちらが上かを教えた

幸子は会ってすぐに、受身になるのが分かった
ひかるさんがリードする、ああ、嬉しいと思う
いつも会った瞬間に決まってしまう。何故なんだろう？


ワインが美味しい、いい服でセンスがいい、そう誉め言葉が続く
「ご馳走さま。美味しかったわ、幸子さん」
「有難う」
その返事を聞くと、ひかるはすっと立ち幸子の後ろに行く
後ろ向きに見上げる幸子の顎を掴むと、口を吸いに行く
手は乳房を掴み乱暴にこねた


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