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8-性癖

2012年11月04日 09:34

8-性癖

ソファの背に顔を押し付け、女はグッタリとしている。

「感度良過ぎて直ぐだね。久し振りって言ってたけど?」
「5・6年してない」
「そんなに・・・したかったでしょう?」
「したくても相手が居ないし」
「淑子さんならしょっちゅう声を掛けられたんじゃない?」

「たまにはね・・・でもピンと来る人居なかった」
「私にはピンと来た?」
「だって紫野さんセクシーだし・・・会社の子たち貴方に抱かれたいって言ってた」
「ふーん、知らなかったなー。じゃ今度誘ってみるかな」
「ダメ・・・そんなの」
男の冗談に女は真剣に反応する。
また男は可愛いと思った。


「もういいの?」
「私は十分だけど、紫野さん良くなってないわ」
「それじゃ最後は口で受け止めてね」

はいと答える女がソファに横になり片脚を背に載せた。
「厭らしい格好だよ」
「意地悪なんだから・・・」
脚の間に入って来ると、男のを掴んでそこに擦り付ける。
男は一緒に仕事をしていて女の性癖は解っていた積もりだったが、考え以上の積極性に驚いていた。

「淑子さんって好き者なんだね」
「そう、私って淫乱なの・・・嫌いになった?」
「いや、好きになった」
よかったと答える女に、男は急ピッチで出し入れを始めた。

10曲は入れておいたので少し位なら平気とは思ったが、曲の合間は大きくなった声がよく聞こえる。
恐らく外にまで聞こえるに違いないと男は考え、曲が掛っている時は速く動き、合間では大人しくしていた。
その所為かいつまで経っても放出感がやって来ない。
それでなくても遅い方なのに、これは参ったと男は考えた。

その内また女は良くなった様で、暴れていた体が大人しくなった女にお構いなしに男は続ける。
それでもようやく出そうになり、口に持って行くと咥えることは忘れてはいなかった。

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