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3-74/自信あった?

2009年05月03日 00:11

3-74/自信あった?

章代はどこまでひかると優子に話すか、迷っていた
結局は半分を話す事にした

「良かったじゃない。彼は良い人よ。優しいし、セックスは上手いし、あれも良い」
「そんなこと」
「でも、そうだったでしょう?」
「・・・・・えぇ」
「次は何時会うの?」
「分からない・・・私からは電話しません。だから、彼次第」

ああー私と一緒、とひかるは考え、章代が惚れてしまったのが分かった
あいつになら、そうなってしまうし、ご主人と上手く遣れるか心配になる
優子はそれが分かったので、一度で止めた
ひかるは、さすが優子と感心したものだ


誰でも夢中になってしまう、惚れてしまう男がいる
する事は大差がないのに、何が違うのだろう?とひかるは考えた
先ずは外見の顔にスタイル
そして服装のセンスを見て、全体の印象
話し始めた時の話し方はとっても重要だし、当然内容も、それに何と言っても声
色んな要素が一杯あって、最初は何となくいいなーから始まる
逢いたい、話したい、キスしたい、そして抱いて欲しくなる

男と女の間では、セックスは一番に大切な要素だと、ひかるは痛切に感じる
セックスだけでも夢中になる女も多いわ・・私もそうかな?きっとそうだ
京介には自分から誘った様なものだった
プールであんな事をする何て、それまでの自分では考えられない
然もそのままホテルまで付いて行くなんて
ホテルまでの車の中では、それまでの人生で最大の迷いと葛藤だったなー

頭ではいけないと考えても、心で求めていたし、体は言うことを聞かず勝手に動いていた
部屋に入った後は、早く入れて欲しい、イカせて、だけが一番の願いだった
最終まで持って行くやり方が、京介は上手かった、とひかるはつくづくそう思った
章代も同じだったろうし、きっと一年後には、今の自分になっている


「ひかるさん、有難うございました」
「いいのよ・・・・・仲良くして行ってね」
「はい・・・これからバイトなので」そう言って先に章代は出て行った

お姉さん、これで良かったの?」
「何が?」
「だって、お姉さんは京介さんが一番なのに」
「英治さんも居るから」
「それに大田さん?」
「そうそう。彼も居た」
「でも、京介さんの代わりには成らない、違う?」
「えぇ、そう」

京介の代わりになる男なんて居ないのに、何故章代に紹介したのか分からなかった
そんなに自分には自信があったの?と自問自答しても、答えはノーだった

「優子、大田さんと3Pしない?」
「嫌!!絶対にしません・・・デブは体が受け付けないし、Mも駄目」
大きな声で笑ってしまう二人


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http://kyoka55.dtiblog.com/blog-entry-73.html
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