- 名前
- 京介
- 性別
- ♂
- 年齢
- 71歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 30歳未満、未婚、ログ更新の無い方のメールお断ります。 犬猫が大好きで、勿論女性はそ...
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3-68/権利放棄
2009年04月27日 01:59
「いい?私もひかるさんも恋人が居るの」
「だってご主人は単身赴任でもないのに」
「月に一度も抱かない亭主なんて、所有物の権利を放棄しているのよ」
「それは、そうだけ・・・・・」
「だから私は、主人の所有物では無いの」
「他人に抱かれても文句は言えない。ねえ、ひかるさん」
「私は主人の公認だから」
「何で?ご主人が良いと認めているの?」
「そう。お互いに遣っているの」
「そんな夫婦が・・・・・雑誌やドラマだけだと」
「いいえ、いっぱい居る」
「章代さんのご主人は、向こうで大人しくしている?」
「それは・・・・・」
「中国の上海よ。その手の女はゴロゴロいる」
章代には、主人が浮気をしないとは到底言えなかった
向こうでは一晩数千円、と聞いた
教えてくれたのは、一緒に行っている先輩の仲の良い奥さん
その彼女からも恋人を作れと奨められてもいた
「ご免なさい、こんな事言って。でも何故女だけが我慢しないと駄目?」
「男は何故良くて、女はいけないの?」
「何時でも紹介してあげるから電話して」
そう言うひかるの顔をじっと見ている章代
ひかるさんが浮気を?こんな大人しい人が・・・信じられなかった
章代と分かれて優子のマンションに来た二人
「お姉さん、誰を紹介するの?」
「京介さんか英治さんがいいと思うの」
「ええ、そうね。彼等なら上手くリードしてくれるわ」
この前3人で京介に会っていた優子は、そう言った
「でもお姉さん、電話をかけて来ると思う?」
「ええ、すぐに」
「どうしてそう思う?」
「章代さんは寂しいの・・・少し前の私と一緒で、何を仕出かすか分らない」
「うーん、悪い奴に当たったら・・・」
「そう、破滅してしまう」
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「私を指名して貰って光栄だな、ひかる」
「貴男には幾ら感謝しても足りない・・・だから」
「悔しいけれど、貴男しか居ない・・・・・本当は嫌なの」
「分った。任せてくれ。天国に連れて行く」
「殺しては駄目・・・・・それに、私が一番という事を忘れないで。解った?」
「そんな事、決まっているだろう」
「ええ、解ってる」
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