3-66／初めての経験

「もう駄目。疲れて動けない・・・すみません」
「疲れましたか？可哀想に」
「私では良くなって貰えません・・・私は、駄目な」
「いいえ、そんな事はない。いい女ですよ、奥さんは」
「でも・・・イッて貰えない」
「何度も出そうになりました。滅多にありません」
「良くなって、貰えない」

「出したくなかっただけです。それ程いい女です」
「口だけ・・・もういいんです」
「では良くならせて頂きます」

それからの１０分は、ひかるには初めての経験だった
これ以上は誰も、速く強くは出来ないと思う位の動きだった
急に出て行ったと感じた時、ビクビクとするペニスの感覚があそこに伝わった
お腹に熱い精液が当たっているのも分った

「良くなって貰えた・・・あぁーよかった」
「可愛い事を言う・・・貴女は素晴らしい女ですね」
「いいえ、そんな事はありません」
「たまでいいので、会って頂けますか？」
「はい・・・・・私、こんなにイカせて貰った事はないの」
「満足して頂いた様で何よりです」

「一つ聞かせて下さい・・・あの駐車場で、本当に外でするつも・・・」
「まさか。私にだって出来ません」
「騙されました。役者です、大田さんは」
「いや、慣れですよ」
「そんなに大勢？今も何人もですね」
「言わせないで下さい。貴女だって何人も」
「はい、もう聞きません」


「殆どの女性はマゾヒストでしてね・・・・・」
と大田が話し始める
但したまにサディストも、両方を兼ね備えた女性もおられます
相手によって変わる人も居ますね
特に女同士の場合、これが多い気がします

「一つ例を挙げましょう。貴女はレズビアンの経験はおありですか？」
「ええ、有ります」
女同士だと、貴女は男役になってしまう
しかし、相手が男の場合は完全な受身・・・貴女はマゾです
「今日だって、見られて喜び、命令されて嬉しかった」
違いますか？
「・・・・・そうです。その通りです」
「もっと仕込んで、開花させてあげます」


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