- 名前
- 狭山の卓也
- 性別
- ♂
- 年齢
- 66歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- 自由コメント:私は優しい 大人の恋愛に大切な事:信用 出会う前に知りたい事:チャレン...
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手袋を外した彼の指が
2025年09月07日 01:44
突然彼女の手首を捕らえた 冷たい指先が滑るように肌を這い
コートの袖口へ潜り込む 「ひゃっ・・・!♡」反射的に引っ込めようとする彼女に
彼は低く囁いた「逃げないで もっと知りたい」雪が二人の吐息を白く染め上げる中
彼の指は彼女の手の甲から掌へ 熱を移すように擦り付けた「あなた・・・喫煙者でしたよね?♡」
震える声で問いかけながらも 手を引こうとはしない彼女「わかるか?」耳朶にかかる息が熱い
「指の・・・タバコの匂いと・・・ニコチンで硬くなった爪の感触♡」彼の喉がゴクリと鳴る
「敏感なんだな」彼女が握り返してきた 柔らかな指の関節が彼の爪を軽く押す
まるで答えを探すように「営業の時 商品の説明で手が触れ合うことがあって・・・♡」
言葉を詰まらせながら 彼女は自分の爪の短さを自覚した
「男性のゴツゴツした手にドキドキしてしまって・・・商談が成立しなかった♡」
ホテルの部屋に着くと 彼女はベッドの端に腰掛けたまま固まった
「本当に・・・大丈夫ですか?♡」声が裏返っている
彼は上着を脱ぎ捨て ソファに投げながら振り返った「まずはここから始めようか」
両手を広げる彼の前で 彼女が深呼吸する 「私・・・動けなくなるんです 触れられると♡」
「それは俺の特権だな」彼が笑った「じゃあこうしよう」彼女を抱き寄せることなく
片膝をついて彼女の右手を取り 唇で優しく包んだ「ひぃっ・・・♡」
彼の舌先が指の関節をなぞる「ダメ・・・やめて 耐えられない♡」「じゃ今日は俺は手をださない」
「私だけが触るの?♡」「できなければ今日は中止でまたチャレンジすればいい」
「今日中止したらできないきがする♡」「まず右手を俺に乗せてみて」
自分では動けなくなるけど 指示されたらできた
「次は左も」彼女がためらいながら左手を差し出す「ふぅっ♡」
彼の上に両手を乗せていた「シャツのボタンを外して 直接触って」
「俺の心臓がドキドキしている 君だけじゃない」「同じ?♡」
「俺の唇に触れてごらん 次は唇で」言われるままキスをしている
「抱いてみて でも動かさないで♡」
次の朝 彼女は目覚めてから携帯を見つめたまま 一時間も動けずにいた
昨夜の記憶が鮮明すぎる 触れた胸板の硬さ 体温 匂い・・・
すべてが新鮮で刺激的すぎた
(最後までできてないのに こんなに消耗してる♡)
枕に顔を埋めると 彼の香りが微かに残っている気がした
ベランダに出ると 積もった雪が朝日に輝いている
「綺麗・・・」昨日とは違う風景に見える
メッセージの作成画面を開く 指が震えた「おはようございます 無事帰りました」
シンプルに打ち込んだ後 何度も消しては書き直す
(ありがとうって言わなきゃ・・・でも恥ずかしい♡)
昼休み 会社のカフェテリアでコーヒーを飲みながら 再び携帯を手に取った
《今日の夜 会えそうですか?♡》
送信ボタンを押す前に5分間悩んだ末 結局削除
(焦る心と羞恥心が葛藤する)
こんな私を受け止めてくれる彼を逃したら・・・
「今日の夜 コーヒー一緒に飲みませんか?」彼からのメッセージ
「19時同じ喫茶店でお待ちします♡」送ってしまった
19時 約束の喫茶店 ドアを開ける前に三度深呼吸 鏡もないのに髪を直す動作
昨日と同じ席 彼が手を振る「来た!♡」笑顔の彼 優し気な彼に癒される
「昨日は・・・ありがとうございました♡」言葉尻が上がった
彼が苦笑い「それで 今日はどうしたい?」率直な質問に
「続きをお願いしたいです♡」彼の誘導で素直になれる 恋人のように触れ合えそう
「大胆になったな 昨日の君なら『次回』と言ってただろう」
彼女が俯く 長い睫毛が揺れる「あなたのせいです 責任とってください♡」
「それは光栄だ」彼の手がテーブル越しに伸び 彼女の指先に触れる
「あっ・・・♡」身じろぎする彼女を 彼は穏やかに制した
「怖がらないで この程度なら平気だろ?」
確かに昨日ほどのパニックはない 鼓動は早いが思考はクリア
「今日はネールが綺麗だね じゃあ提案だ 次は何を見て欲しい」
ここまで読んでいただきありがとうございます
シャワーの水滴が床に弾ける音
(こんな格好 誰にも見せたことないのに・・・♡)
鏡に映る自分に問いかける「大丈夫?♡」
(ダメだ 顔が燃えてる♡)
バスローブを羽織り 彼の目の前に立つと
「よく似合ってるよ その下着」
「なんで知ってるの!?バスローブの下に下着を付けている事を♡」咄嗟に両腕で身体を隠す
「透け方が美しい」彼の視線が鎖骨から胸元へ滑る
「やめて・・・見ないで・・・♡」
「嘘つきだな 見せたくて着てきたくせに 今日は見せるだけなんだろう?」
「いいえ シャワーを浴びてきました 触ってください♡」
彼の指が胸の膨らみの輪郭を描き始めた 下乳の辺りを円を描くように触れる「はぁっ・・・♡」
(ダメ これ以上上に行かないで♡)声にならない叫びが漏れる
ブラジャーのレースの縁を辿る指先が 不意に中央へ滑り込む「あぅっ!♡」彼女が腰を浮かせた
「力を抜いて 深い呼吸を」彼の声が遠く聞こえる
胸の谷間を縦断する指が 鎖骨の窪みで止まる「はっ・・・はっ・・・♡」過呼吸気味
彼の指が名残惜しげに離れる
「本当によく耐えたね」彼がそっと毛布をかけてくれる
汗で湿った髪を撫でられると 全身の力が抜けた
「まだ・・・終わりたくない♡」か細い声で訴える
「続きは次の機会に 今の君はもう限界だ」
彼が額に軽くキスをする それだけで痺れが走る
窓の外では雪が激しさを増していた
帰り支度をしながら 彼女はふと思った
(次はどこまで進めるだろう)
彼の手が自分の腰に触れるイメージに 顔が火照る




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