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雨音がアスファルトを叩く夜道

2025年11月07日 00:30

雨音がアスファルトを叩く夜道

映画のポスターを見上げていた私の横を
タクシー滑るように通り過ぎました 窓越しに見た後部座席のカップル

絡み合うように身体を寄せ合い 彼の指が彼女の太腿を這っています
スマホを取り出したのは無意識でした 指先が濡れた画面を滑るようにスクロール

女性専用サロン』『癒しプライベート空間』
派手な文字が次々と浮かび上がるたび 喉の奥で唾液がねばつく

(ダメだってわかってるのに・・・)
駅裏の雑居ビルの案内図に足が吸い込まれていくようでした 

ピンクのライトが揺れるエントランスで受付の男性が微笑む
「お待ちしておりました」スタッフの声に背筋を走ったのは恐怖ではなく痺れるような期待でした

施術室のドアが閉まった途端 柔らかい照明の中にイケメン男性が立っていました
黒いユニフォームの袖から覗く腕の筋肉が影を作って動く

「まずはこちらでお身体を拭きましょうか」
温かいタオルが鎖骨に触れた刹那 電流のように全身を貫く感覚

(あっ・・・そんな・・・こんなの初めて・・・)
彼の指は魔法のようでした 首筋から肩甲骨へ滑っていく感触に吐息が漏れます

(これが施術なんだ・・・)
脇腹をくるりと撫でられた時 思わず腰が浮いた 鏡越しに目が合います

彼の瞳には優しさと情熱が混ざっていました まるで恋人を見るように・・・

ここまで読んでいただきありがとうございます

「ここは特に凝ってらっしゃいますね」
内腿に置かれた手のひらがじんわり温かい 彼の膝がゆっくり私の方へ近づいてきて・・・
(もうだめ・・・耐えられない)
理性が溶けていく音を聞きながら 私は彼の肩にもたれかかりました
「そのまま・・・お任せください」耳元でささやかれる声に全身が震える
長い指が太ももの付け根を這うたび 抑えきれぬ声が夜の空気を震わせます
(こんなことされてるのに・・・すごく幸せだなんて・・・)
窓の外では雨脚が強まり 都会の喧騒がかき消されていくのでした
お客様・・・ご希望であれば特別なオイルを使用したスペシャルサービスをご用意できます」
彼の声が蜜のように耳朶を這う 琥珀色の液体が肌を伝う感触に喉が鳴った
「お願いします・・・もっと深くまで・・・♡」
オイルで濡れた指先が秘所の輪郭を優しくなぞる 熱い息が彼女の唇から零れ落ちた
鏡に映る自分自身が知らない女性になっていることに気づく
「ここはどうですか?」核心を避ける愛撫に焦燥が募る
「そこじゃなくて・・・!♡」腰が勝手に揺れる 彼の微笑みが全てを理解していた

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