- 名前
- 京介
- 性別
- ♂
- 年齢
- 71歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 30歳未満、未婚、ログ更新の無い方のメールお断ります。 犬猫が大好きで、勿論女性はそ...
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打算-39/罪
2010年08月01日 00:35
じっと顔を見詰める秀一を感じたのか、初めて自分の過去を話し始めた
秀一はこの5年間、一度も聞く事はなく、言いたくなれば話すと考えていた
その時がやっと来た
これでやっと本心で付き合える
「ここでのわたしは、貴方と出会った事だけが楽しい思い出」
「貴方に会う前の17年間は、幸せも楽しみも何一つ無かった」
「ただ、義父と義母に奴隷のように扱き使われ、いつも汚れた服を着て、ポロ靴を履いていた」
「いつも寝るのは一番後、起きるのは一番先」
「いつもお腹を減らしてた」
「綺麗な服に新しい靴で、いつも満腹になるまで食べていた義弟妹」
「その義弟妹から一番虐められた」
「義母も働いていたから、わたしは安くつくメイドだったのね」
「何故わたしだけが違うのか分からなかった」
「その答えを10歳の時、義父が言ったの・・・・・お前は捨て子で俺が貰ってやった」
「まるでシンデレラとそっくりでしょう」
「神さまなんて絶対に居ない、居るものかと神さまを罵っていたわ」
「でも本当は違った」
「毎日、寝る前にお祈りをしていた・・・」
「神さま、どうかシンデレラの様にいい人と出会わせてください」
「わたしを何処かに連れて行ってくれる人に会わせてください」
「どうか一日も早く」
「そうでないと、もう持ちません」
「汚い服も靴も、お腹が減っていた事も、そんなに気にならなかった」
「夜が来て欲しくなかった、嫌だった、怖かった」
「12歳の時から義父に殆ど毎日犯され続けた」
「・・・・・フェラチオは特に仕込まれたの」
「義母は知っていたのに、一度も庇ってくれなかった」
「そして上の弟に犯されかけて、16歳のとき逃げ出した」
「お腹が減って街をフラフラになって歩いている時、ゾーラに会った」
「話を聞いて、ご飯を食べさせてくれて、家に住まわせてくれた」
「その日が、怖くなかった初めての夜だったわ」
「生まれて初めて7時まで寝てた・・・・・ぐっすり寝られたの」
「でもゾーラの家は貧しくて、相談してカラオケの店に二人で行く事にした」
「その日、貴方を神様が会わせてくださった」
「罪を犯さなくて良かった」
「地獄に堕ちなくて良かった」
「死ななくて良かった」
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このウラログへのコメント
神様はちゃんといてくれてたんだね
みんなにもちゃんといて欲しい
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