- 名前
- 京介
- 性別
- ♂
- 年齢
- 71歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 30歳未満、未婚、ログ更新の無い方のメールお断ります。 犬猫が大好きで、勿論女性はそ...
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打算-55/倶楽部
2010年08月19日 00:24
この年代、特に大野からブランドを当てられ梨佳は驚いた
大人しいシックなドレスで、見分けるのはかなり知っているか、好きかのどちらか
・・・・・主人何て全く見分けられない
「社長様はブランドにお詳しいのですね」
「いや、女房に仕込まれまして」
「この前のパーティでお目に掛かりました。お綺麗で素敵な奥様」
「もう歳ですが、私と違って毎日ここのジムに通っています・・・大したやつです」
「私も早く2階でトレーニングがしたいものです」
「いや、もう直ぐでは無いでしょうか」
「それなら良いのですが」
「それでは今週中に、私から連絡します」
「お待ちしております」
幹部社員の婦人倶楽部があり、月に一度何かで集まっていた
その会長を、来月から雅恵がなる
本社ビル2階のフロア全体を占めるそのクラブは、地下の駐車場から専用のエレベーターでしか入れない
カードと暗証番号になっており、男子禁制の為、会長・社長でも入れなくなっていた
中々の設備で、バストイレ付きの部屋が7つあり、何時でも宿泊が出来る
25メートルのプール、ジャグジーから天然の温泉
そこらのジムより遥かに良く、常時5・60名が使っていた
会議室に多目的ホール、ここでは毎月一回パーティが開かれ、そのパーティに5年の海外赴任から帰った梨佳が先月ゲストとして招かれた
女子社員だけで無く、その妻たちも大切にする昔からの社風
妻たちにとって、このクラブに入る事がステイタスになっている
しかし、そのメンバーは本社の部長クラス以上
残念ながら、まだ梨佳は入会出来ず、早く入りたいと常に思っていた
数日後、小沢の妻である梨佳は、社長からの直接の電話に驚いた
「明日午後のご予定はおありでしょうか?」
「いえ、昼前から夕方までは何も有りませんが」
「それでは、銀座にお出掛け下さい。この前のお礼を済ませてしまいしょう」
「はい、何時に何処へ?」
「11時に銀座店で如何です?」
「はい、伺います」
翌日、約束の5分前に店に行くと、次期社長の大野が立っていた
まさか大野自身が来るとは考えず、梨佳は普通のスーツで来た事を呪った
「社長様に来て頂くとは、思いも寄りませんでした」
「まだ社長では有りませんよ。只の専務です」
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このウラログへのコメント
京介さん今夜も遅くまでお疲れ様です
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