- 名前
- 京介
- 性別
- ♂
- 年齢
- 71歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 30歳未満、未婚、ログ更新の無い方のメールお断ります。 犬猫が大好きで、勿論女性はそ...
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甘いヤツ-1/子守
2009年12月22日 00:16
「他所の妻」第6部は少し後に載せる予定です
今日からは新しいお話
50歳半ばのおじさん京介が、アメリカ新鋭デザイナーの高級ブランド店で働くことになります
無理ですよね、そんな事
形の有る物ならなんでも売れる、そういつも偉そうに言っている京介
しかし形の無いもの、安全や保険は自信が無いとも言っています
売ることは得意の京介ですが、さてどうなりますか?
その売り上げ日本一の銀座店の店長をしている36歳の上田さくら
500人以上居るセールスのトップを、入社以来8年続けています
ものを売る秘訣とは何なのでしょう?
貴女、これを読みながら答えを書いてください、教えてください
その上田さくらが今回の主人公
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「課長、何で私が56歳にもなる男性の子守をしないと駄目なのです?」
「まあ、そう言わないでやってくれよ」
「売上げに影響します」
「減ると言うのか? 君は」
「だって時間を取られます。 どう教えるのです?」
「うちは中途採用も40歳まででしょう?」
「そうだよ」
「それなのに、何故なのです? 誰か役員の知り合いですか?」
「いや、そうではない」
「知りませんからね。 どうなっても」
「やれと言われれば、します。 売上げは責任が持てません」
「分かった。 減っても文句は言わない」
浩子は頭に来ていた
何故、私なのよ
他にも一杯いるのに
上田さんに預ければいいじゃない
中村さんでもいい
今年はベスト5に入れそうな所まで来ているというのに
本社のする事が信じられなかった
56歳?おっさんもいいとこじゃない
父と10歳しか変わらない
もう、信じられない
そんな男にこんな高価なブランドが売れる訳が無いじゃない
今までに経験がない?何を考えているのよ
本当に腹が立つ
「いらっしゃいませ。 今日は何をお探しでしょう?」
「お家の中で着られる物? ちょっと買い物? それともデート用でしょうか?」
「デートなん・・・これから暑いでしょう? 外で着ても涼しそうなのを探しているの」
「なる程、ではこちらに」
そう言って店の右奥のフィッティングルームの前まで誘導する
「ここで少しお待ち下さい。 今、持って参ります・・・いえ、1分だけ」
そう言うと同時に歩き出し、シフォンのワンピースを取って戻る
「どうぞこれを着てみて下さい」
カーテンを閉めるとヒールを揃える
2・3分経った所で
「どうですか? お召し変えはお済ですか?」
「ええ」
「では見せて頂けますか?」
カーテンが開くと、俯き加減に少しはにかむ仕草で立っていた
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