他所の妻148／昔から

折角の美味しいピザも、坂本には味が分からない
誰との時に見られたのだ？
先月と言うと・・・・・優子か静子か、それとも佐藤さんか？
考えても分からない

「今度、奥さんに会った時、教えてあげ様かなー」
「脅かさないで下さい」
ちょっと待てよ・・・ホテルで見た？
と言う事は、彼女もホテルに居た事になる
旦那の井出とモーテルに行く訳が無い

「貴女も誰かと不倫していたのに、女房に教える？」
「あっ、そうなるわね」
「だったらお互いの口止めに・・・私と秘密を作る？」
坂本は意外に思った
妻の秀美と比べても大人しく、こんなに積極的な感じには見えない
どちらかと言うと、最近出来てしまった静子によく似ている
胸の大きさもそっくりだと考えた
胸の大きな女性はセックスに積極的か？・・・いやそんな事はない

「貴女とだったら、色んな秘密を作りたいなー」
「だったら早速作りに行く？」


下着姿になった瑤子を見て、坂本はつくづく考えた
「何で俺は胸の大きな女と出来てしまうんだ？」
優子も静子も、そしてこの瑤子も掌に余る大きさ
別にオッパイフェチでは無いのに、そう考えたが不思議でならない
胸を見て選ぶ訳では無いのに、坂本は昔からそうだった
坂本は京介と同じで、女の選り好みはしない
二人ともどちらかと言えばふっくらとした体型が好みだったが、スレンダーな女ともよく出来てしまう

後にこの二人、京介と坂本がひかるを通して出会う事になるのですが、それはまだ少し先


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