- 名前
- 京介
- 性別
- ♂
- 年齢
- 71歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 30歳未満、未婚、ログ更新の無い方のメールお断ります。 犬猫が大好きで、勿論女性はそ...
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打算-37/送別会
2010年07月30日 00:15
・・・・・うん?不敵な目ではないぞ・・・・・怖い目だ
「いいえ、子供になれば抱いて貰えません」
くそー、完敗だ
・・・・・うん?泪だ
「そんなにわたしが嫌い?一緒に居るのが嫌?」
「そうではない。ユェミーに似合う男と結婚して、子供を産んで家庭を持って欲しい」
「わたしは貴方の子供が欲しい」
何を言う、何を・・・あー参った
・・・・・うん?厭らしい目になった
「時間です・・・わたしを喜ばす時間」
あーあ、たまには休ませろ
毎日じゃないか
「いいえ、貴方はタフです・・・・・脱がせてあげます」
男冥利・・・・・そうだな
29歳も年下の女にここまで言って貰える
諦めよう・・・・・神様がくれた縁なのだ
秀一がシンガポール支店に次長として赴任して、もう5年が過ぎていた
2年目の4月には支店長が本社に戻り、秀一がそのまま昇格
バンコクとクアラルンプール、そしてジャカルタとマニラの出張所を支店に昇格させ、ブルネイに出張所を設けた
この5年間で、アセアン諸国の総売り上げを4倍に増やしている
珍しくカラッとした良い気候の春、と言ってもここシンガポールでは日本の様な四季はない
年間を通して最高気温は32・3度、最低気温が23・4度の毎日
日本の7・8月の気候が毎日続く
3月3日、ゾーラを加えた三人でユェミーの誕生会と卒業会、そして送別会を秀一はすることにした
ラッフルズの「コートヤード」での食事に、二人は勿体無いと言って猛反対した
しかし、ゾーラに「これが会う最後かも知れない」と言って、秀一は何とか承諾させた
本当は半年に一度以上帰る事になっている
一回の三人の食事が、こちらの人の2か月分の給料なのだから反対されても仕方が無かった
ユェミーとはもう何回か来ていたが、ゾーラにとってこんな高級なレストランは入った事すら初めて
「どう、美味しい?」
「うん、美味しいけど母の作ってくれる方が食べ易い」
確かに世界中の料理で、母の手料理が勿論最高に美味い
秀一は遠い昔を思いながらそう考えた
貧しくても母の料理は美味しかった、楽しかった
三人で家に帰り2次会を始めた
2年前に秀一は家を買っていたが、その管理をゾーラに任せ給与を払う事に決めていた
その給与が多過ぎると言って聞かず、それも何とか納得させた
大体、日本人に自分の給料が多いと文句を言う人間が居るだろうか
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このウラログへのコメント
その高級なレストランはお客様は入っていたのでしょうか?ななみでも行くの反対すると思います
ななみさん、コートヤードはいつも満席でした
但し、殆どが外国人です
高いですが、日本のホテルのレストランやすし屋よりは安かった
現地の人達にとっては高いです
1ヶ月の給料が、日本の3分の1以下ですから
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