西バライ

日本時間では日付が変わって24日ですが、こちらタイではまだ23日です。
ようやくカンボジアを脱出してバンコクの新空港に着きました。ゴールドメンバー様の特権でラウンジを利用させていただいております。
日本時間で昨日23日は、土曜で計測の仕事は金曜で終了したため、機材のパッキングを午前中に行い、午後は自由となりました。
数人で、チャーターした車で、アンコールワットに西にある、西バライというところに行きました。
グーグルアースかなんかで、アンコールワットの近所を見てもらえばわかりますが、見事に長方形の池があります。それが西バライです。これは一言でいうとクメール王朝の水がめです。
ここに大きな貯水池を作り、この水をワット方面に供給することで、多くの人口をまかなっていたのだそうです（専門家から聞いた話）。人間生きていくには水が必要ですし、農耕民族には水がなくては作物ができません。そういう意味で多くの人口を養うにはこれだけ大きな貯水池が必要ということです。

どのくらい大きいかというと、南北は2キロくらいですが、東西は12キロくらいあるそうです。そしてほぼ正確に長方形になっています。当時の測量技術の素晴らしさを物語っています。
そして、その西バライの真ん中には人工島があり、そこに小さな祠があるのです。今回は島までは行きましたが、祠の場所まではいけませんでした。乾期になって、もう少し水が引くと歩いていけるのですが、まだ雨期が終わったばかりで水かさが高くて無理でした。
でも、その祠の地下から水道がアンコール王朝の方向にできていたそうです。このことがわかった当時は画期的な大発見だったそうです（全部伝聞です）。

その西バライの中心の島までは船で行くのですが、岸の方には土産物屋がならんでいます。島もそうです。2日前にアンコールワットの子供達の話をしましたが、それと同じ光景がこの土産物屋と島の土産物屋で繰り広げられました。
今日は土曜なので、午後は学校が休みなのかもしれませんし、元々この辺はまだ子供が労働力なのかもしれません。どちらかは分かりませんが、ひさしぶりに「おにいさん、かっこいいね。これ1ドル」というようなフレーズを聞きました。
大体ほしい物は買ってしまったので今更いりませんが、もう少しカバンに余裕があったら値切りを楽しんでいたかもしれません^^;

ところで、その西バライの岸には焼き鳥が名物です。鶏1羽のこともありますし、レバーのような細切れの焼き鳥もあります。今日の画像は、鶏丸ごと（3ドル？）とそのもろもろの様子です。
これ以外に、日本の焼き鳥みたいなのがあり、それは1串500リエルです。なので、8串で1ドルです。これがおいしかったです。レバーや何かだと思うのですが、いけます。見た目は悪いですが、ちゃんと頼むと炭火で焼いてくれるので、安心です。
500リエルといえば、屋台の「焼きバナナ」も同じ値段です。1串500リエルで４つモンキーバナナ（台湾バナナ）を平べったくして焼いたのをうっています。香草っぽいのをつけるところもあります。基本的にバナナの皮をむいて焼くだけなので、問題ありません。2度ほど屋台のを買って食べましたが、大丈夫でした☆

今日は、これから日本時間で午前2:50バンコク発の便で帰国です。せっかくのクリスマスイブですが、きっと、すぴょろろろーと寝て過ごすことでしょう。

海外出張で日曜帰国は最低です；というのも翌日から通常勤務ですから、休みがありません。しかも月曜は夜会議が入っています>_<

バンコクの空港では日本語もよく聞こえ、気分はすっかり日本です。安心したような、ちょっと残念のような複雑な気分ですが、日本に帰れることは素直に嬉しいです☆