出会い系の女９

オンチですが、イイですか

いいわよ、

カラオケ入ったことないんですが

そうオ～、簡単よ、ドア、開ければいいだけよ、

そうですか

なに歌うのですか？

わたしわｱ、アラシがすきなのオ、

わたしは演歌がすきです

えんかあ？

ハイ、北国春がすきです

ふ～ん、だれ、歌うの？

千昌夫だと思います

ふ～ん

知らないですか

しらな～い

しってるのわｱ、ムカシなら、聖子ちゃんとか、キョンキョンとかあ、明菜かな

赤いスイトピー、スキですよ

赤いスイトピー、うたえるの、スゴイじゃん

いえ、好きなだけです


わたしわｱ、平時tの日中は、いつでもイイよ

じゃあ、あしたのお昼頃どうですか

いいわよ、

それじゃあ、アソコのスーパーの隣にシダックスがあるでショ
お昼に待ち合わせね

はい、


女の居場所は、クルマで2時間、距離にして150km、
地方の都市だから、シダックスはあるかどうか、

地図でさがしてみたら、該当のシダックスがあった。

コリャ、いけるかも。


男は1行メールの女の件があったから、用心するように訓練された。

さ、今日は寝よ。


男は、自宅を朝9時に出発した。

クルマの中で、男のアノ妄想が勝手に膨れあがってきた。

最近のカラオケボックスは入ったことはない、
入ったことはないといっても、ムカシと同じように、密室なのだろう。

すると、なんでだか、鼻血が吹き出しそうになった。

イヤイヤ、女は単に歌いたいだけだろう、
それでもイイ、
状況がどうあれ、女と密室空間を共にできるなんて、そう、あるもんじゃない。

せいぜい、エレベータくらいだろう、
これはたかだか、1分、2分だ。
そこへ行くと、カラオケは1時間は堅い、うまくいけば2時間3時間

ここまでくると、男は鼻血の代わりにヨダレが出そうになる。

イヤイヤ、女は歌だけ、タダで歌いだけなのかもしれない、
それでもイイ、
2時間も3時間も、女と密室空間で一緒に入れるなんて、
も、男は、喜びが止まらない。

まてよ、
もし、キライなタイプの女だったら、どうしよう

こうみえても、やっぱ、男にも女に対する好悪がある、
タダ、他の男よりは好き嫌いは激しくない。
ゴルフでキライなヤツと一緒に回ると、も、やりきれない、
1時間2時間ならともかく、1日中、気が重い。

女なら、男の気持ちに敏感だから、なおさらだ。

ま、そんときはそんとき考えよ、


目的のシダックスの駐車場に着いた、
約束はお昼だから、1時間早く着いた。
クルマで横になっていると、また妄想が勝手にふくらんだ。

女は歌う、
人は歌うことで気持ちが発散する、
すると、うちとけたような気分になる、
すると、心にスキが出る、
手を握って、

ここまで来ると、

男は、ナイナイ、そんなことはない

自分に言い聞かせた。


そうこうしているうちに、約束の時間になった。

すると、黄色い軽のクルマが、止まった。

黒いレギンスのパンツにサンダル履き、青いセーターの女がいた。


近寄って、

あのオ～、何々さんですか？

女はこちらを振り向き、大きい目で凝視した。

わたしは何々です

アラ、警戒が解け、待っていた？

ワタシも今きたとこです、

あら、そうオ

じゃあ、ゆきましょ

レギンスだから女のケツははっきり見える、
う～ん、悪くない
妄想は鼻血を要求する。

すこし、かる～い女に見えなくもない、

女のケツを追って、シダックスにはいった。

女は手手際がイイ、さっさと目的の部屋、

男の好きな、密室空間に入った。

女が照明や機械を調節していると、
店員が飲み物をもって入ってきた。

テーブルに飲み物を置いていくとき、
店員のニヤリとした表情があった。

密室空間に女と二人、何が起こっても不思議でない、


しかし、カラオケで男と女がまんこすることはよく聞く話しだが、
店員は決して喜ばない、
まづ、臭いを消さなければならない、
セックスに夢中になっている二人は、まんこからガンガン臭いが出ていることは気がつかない。
また、この臭いが興奮に拍車をかけるから、たまらん

しかし、カラオケボックスではこんなニオイがあっては、次の客を入れられない
うんで、店員が臭い消しに躍起になる。
消臭剤を丹念にまいて、それでもなかなか、消えない。

余計な仕事が増えるだけだ。

最近はセックスする客には、次回からご遠慮願うことになる。

女は汗を流して1時間、2時間歌い終わると、発散から、
成り行きで、男が覆い被さってくると、拒否しづらくなっている。
そのまま男が覆い被さり、まんこに入れられる羽目となる。


女は飲み物を口にすると、

ワタシ、歌うね、

男は、思った、

この女は、タダで歌いたいだけかもしれない。