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出会い系の女3

2013年04月05日 18:44

男は出会い系の女から、大きな大きな洗礼を受けた、

帰るのさえやっとだった、どう帰ったのか、覚えていない、
彼は歩いていたんだろうか、宙を舞っていたんだろうか。

家について、パソコンを開けてみると、
女から
メールがいっぱい来ていた、

ごめんなさあ~い、

待ち合わせの時間前に何度も出したんだけど、
返信がなかったから、きっと出た後だったのね、

時間を見てみると、何通も来ていた、

急用ができて、いけないの、

そう、何通もあった。

そうか、急用だったのか、
連絡が取れないオレも悪い、

すごくきまじめな男だった、
彼の人生は心やさしいどこにでもいるフツーのニホンジンだった。


ドタキャンされて、あげく、4時間も5時間待ってる男だ、
いじらしいと言えばいじらしいが、今風に言えば、アホ。

こういう心やさしいフツーのニホンジンは、女から

ごめんなさ~い、

と、ソプラノがかった声で言われると、ぜ~んぶ、忘れる。
男の場合、女の声は聞こえないが、
出会い系の女のメールにあるコトバは、やはり、ソプラノがかった声である。

そうだったの、

それじゃ、仕方がないね、

メールを返す。

女からすぐ届く、

じゃあ、あなたの都合のいい日選んで、ワタシ、こんどこそあなたに合わせるから。
そしてね、
あって、楽しみましょ、ウフフフ

男はいきなり、鼻血が出た。

言い方が悪かった、

妄想鼻血強要した。

全身がこわばって、5時間前の出来事は何もなかったように、
今度は天を駆けるような、カラダがいきなり軽やかになった。

男とは、すごく単純だ。

これが、500人切り、千人斬りのおとこなら、屁でもないことだろうが、
65になるまで、男は見合いで無理矢理一緒になった死んだ妻だけである。
こういう場合、死んだ妻が女といってイイかどうか、男には疑問が残るから、
実質、男は、いわば、童貞みたいなもんだ。

フツーの心優しい日本人の大半は、彼みたいだ。

純情と言えば、聞こえはいいが、女をコマす男からみれば単なるアホにすぎない。

で、気を取り直して、

じゃあ、あす、お昼頃どうですか?

いいわよ、

男は震える手でパソコンキーボードを打った、

そうですか、じゃあ、今日と同じ駅前の時計の下でおねがいします。


そして考えた、

楽しみって、アレのことか?、

妄想は勝手に膨れあがる、
も、この時点で、チンポも勝手に膨れあがっている。

このとき、男はハタッと気づいた、
お昼にすれは昼食しなければならない、

男にとっては、も、女のことでいっぱいで、昼食などと、余計なことは考えたくない、
何を注文して、それからどうして、
も、アタマが、混乱する、

すかさず、男はメールを打った

午後2時にしませんか?

いいわよ、


男はしばし、安堵した。

気がついてみたら、も、ポイントはほとんど使い切っていた、

明日のアレが勝手に妄想が暴走したら、
ATMに駆け込んでも、今度は2万円のポイントでも惜しくない。

さあ、明日のために、

妄想の暴走は止まらない、

こ、こんどーむを用意しなければ、

ヘンに聞こえるだろうが男はコンドームを使ったことがない。
無理矢理見合いで一緒になった亡き妻とは、むろん生だったが、
いくら生でやっても子供ができなかった。

どちらかに原因があるのだろうが、たいがいの場合、ほんとんどは、男の精子が薄いことが原因だ。
しかし、この日本では開闢、4000年以来、男尊女卑で女がみんな悪いと決めつけられ、石女として
強引に実家に戻された。
なあ~んでも、女が悪い。

無理矢理、見合いで一緒になった女だから、男は子供にこだわらなかった。

しかし、それでも男のつとめと思い、やることはやった、月一の定期便で。
亡き妻も定期便には文句も言わなかった。
それよりイイのか悪いのか、うんともすんとも、言わなかった。

大部分の心やさしいニホンジンのセックスは、どこでもこんなもんだった。

まづ、コンドームを買いに行かなければならない。

ムカシは薬局だったが、今ではコンビニでも売ってると聞く。
男の時代は、薬局コンドームを買うのに、それこそ、隠れるようにして、
店の主人目と合わさないように、とにかく女の薬剤師だけは避けるように、

そういうことを高校同級生の友達がはしていたのを思い出した。

意を決して、コンビニは人がいっぱい見てるので、薬局に買いに出かけた。
店に入って探すとすぐ手にとって、そそくさと店の主人に差し出すと、
店の主人も、これまたそそくさと、俊敏にすぐ袋に入れて、男に渡した。

こういうのをあうんの呼吸と言うんだろう、

店の主人もやっま、男より年配で、セックス価値観を男と共有してるらしい。
コンドームははづかしい、

今どきそんなことを言ってるのは、幼稚園児でも言わないだろうが、
この日本では40年、50年前ではみ~んな、そうだった。

とにもかくにもコンドームクリアした。

つけかた?

さあ、

ここまで思い立ったが、も、これ以上考えないことにした、
考えると、進めなくなる。

男は、明日を期待して

ねた、

いや、正確に言うと

アレの妄想が布団の中に、強引に、割って入ってきた。

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