甘いヤツ-46／自信過剰

「お風呂に浸かってる」
「洗ってくれはったんですか？」
「後で洗って貰うからええよ」
「ありがとう」
「わたし、恥ずかしい」
「寝てる間に洗われて？」
「いいえ、自信過剰」
「いや、自信持ってええんと違うかな？」
「フェラもお尻の使い方も上手かったし」
「恥ずかしい」
「そんな風に考えんでもええよ。　歳の差やさかい」
「ありがとう」
「紫野さんって、優しい」
「優しいんでは無く、甘いと言われる」
「ううん、優しい」

「あのー」
「往かせて貰ろうたよ。　口の中」
「全然分からへんかった」
「口、変と違う？」
「ええ、そう言うたらちょっとネバネバしてます」
「そうやろな、一杯出したさかい」
「聞いてはいましたけど、やっぱりいはるんですね。　強い人って」
「別に強いんと違う。　遅いだけ」
「ううん。強過ぎます」


「来月から大変や。　みんなにマークされる」
「はい。　頑張ります」
「トップを続ける事。　来月負けても再来月に取る」
「はい、そうします」



これでトップを狙えるのが、鈴木も入れて５人になった
恐らくこの５人での交代になる
もうすぐ一年か
売り上げが３割アップ
まあまあか

営業全てを統括する専務にと、煩く催促されている
頑なに拒む京介
一営業マンが良いらしい
変わった奴
優しい奴
そして、甘い奴



「先月、京介さんに勝ちました」
「そうやな、完敗や」
「月のトータルで勝てば、少し大きなプレゼントを貰うと言いました」
「ああ、覚えているよ」
「本当に頂けますか？」
「おう、ええよ。　何？」
「・・・・・」

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