甘いヤツ-31／範囲が広い

「貴方と居ると、私は自信過剰の嫌な女だったんだとつくづく思うわ」
「可愛いよ」
「ほら、その言い方。　馬鹿にした言い方」
「馬鹿にする女とセックスはしないさ」
「いいえ、貴方は誰とでもするわ」
「そんな事ないよ。　気に入った人とだけ」
「気に入る範囲がバカっ広いんでしょう？」
「なる程、上手い事を言うな。　さすがは茶水だ」
「ほら、また馬鹿にして」
「茶水に馬鹿は入れない」

「もういいわよ。　またお尻で？」
「嫌なの？」
「嫌いじゃないけど、折角ピル飲み始めたのよ」
「それはどうも。　私の為に？」
「なんて事言うのよ。　貴方以外に誰が居るのよ!!」
「そう怒るなよ。　一ヶ月負けた位で」
「そんな事で怒ってはいません」
「なら何で？」
「自由にならない」
「私が？」
「そう」
「さくらには、男がみんな馬鹿に見えただろうな」
「そう、本当に馬鹿にしてたし、自由になったのに」
「残念だね、それは」


「この半年でよーく解った。　私だけに目を向けさせられないのが」
「私は浮気性なんだ。　一人の人だけと言うのは出来ない」
「うーん・・・怖いのね」
「正解」
「私は裏切らないわよ」
「バツ一の台詞とは思えませんが」
「ちくしょう、もう勝てない」
「私の得意はネゴとディベートだよ」
「知ってるわよ、そんな事」

「こんな話をしていても、小さくならない」
「異常体質みたいな言い方だな」
「それよ、それ。　貴方は異常体質で変態なんだ」
「酷いなー」
「だってそうでしょう？」
「当っているかもなー」
「往ってくれないの？」
「往くよ」


後ろからお尻の穴に突き刺す京介
すんなりと入って行く
今まで入れた事がなかったのに、今ではこっちでも往ってしまう
前を見ると髪を振り乱して、絶叫しているさくらが見える


*****************************************
ブログの方にも来て下さい
http://kyoka2.blog18.fc2.com/blog-entry-1.html
*****************************************