甘いヤツ-26／マナー

「あのー」
「もう一回？」
「貴方って本当に楽」

また、立て続けに３回
こちらは５時間前なので余裕
それどころか出そうもない
でも、２回目も何とか出した
それが女性に対するマナー、エチケット


「目の下」
「鋭いんだから。　目立たない様にするにはかなり濃くしないと」
「明日、同僚にばれてしまう」
「風邪気味で頭が少し痛いと言って置けばいい」
「そうします」
「所で、鎮まった？」
「ええ、当分は持ちそうです」
「どれ位？」
「一週間、かなー」
「解った。　また休日に会おう」
「本当に貴方って、楽」



帰りののぞみの中でも、豊かな胸を押し付けて、ひと時も腕を放さない
よく、愛に飢えるという
彼女がそうなのだろう


女は愛が無いと生きて行け無いという
深くなくても
例え浅い愛であっても
小さい愛であっても


「ありがとうございました」
「こんなに素晴らしいプレゼントを頂きまして」
「明日からも、競争だよ」
「はい、分かっています」
「一年以内に、一ヶ月だけでもトータルで勝ちます」
「うん、楽しみだ」
「その時は、少し大き目のプレゼントを頂きます」
「ああ、いいよ」
「今の言葉を絶対忘れないで下さい。約束ですよ」
「解った」



二人とも定休日と次の日も休みを取っていた
２時まで大阪に居て、東京駅に着いたのが５時前
「電話を待っています」
「ああ、また来週」


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