甘いヤツ-12／変態

「・・・久美子、とも・・・？」
「嫌なんでしょう？」
「はい」
「だったらしない」
「本当に？」
「ああ」
「嬉しい」

抱き付く、両手、両足で
「何でも言う事を聞くと言ったね？」
「えっ？　多分言ったと思う」
「次に会う時後ろに入れる」
「えー、お尻？」
「そう。　した事は？」
「無いわ、そんな・・・変態な事」
「気持良いから。　約束する」
「そうかなー？　痛いって聞いたわ」
「それは最初の入れる時だけ」
「本当？」
「私は嘘を付きません」
「そうかなー？」
「そうなの」
「分かったわよ。　約束だから仕方が無いわ」
「変態、京介」
「・・・何か言った？」
「なーんにも」



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「何？１３人で３４０万？　それもみんなあの男が売った？」
「これを。　鈴木君のメールです」
「ああ・・・・・」
「昨日のトップは？」
「銀座の３６０万です」
「今日にも抜かれるな。　そして、ずっと一番だな」
「はい、そう思います。　しかし、驚きました」
「鈴木君はうちのエースの一人です。　その彼女がプロ中のプロだと」
「ああ・・・・・」
「あんな売り方見た事も聞いた事もないと」
「声を掛けた全員が買っていったと。　それもニコニコして、嬉しそうにして」
「ああ・・・・・」
「バイトですよね。　隣はレナウン、３軒隣は樫山、５軒先に」
「分かっている」
「部長、お願いします。　せめて期間の長い契約に」
「ああ、・・・・・常務に決済を貰ってくる。　普通の金額では無理だ」


「１３人で３４０万？　それもバイトの５６歳の男？」
「はい、契約社員にします。　保険・年金・ボーナス付きで、今までに無い額になります」
「契約金５００万。　別に月５０万。　これで１０００万を越える」
「今から、行って来ます」
「うん、任せる」


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