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甘いヤツ-18/競合相手を褒める

2010年01月09日 00:19

甘いヤツ-18/競合相手を褒める

「いらっしゃいませ」
「良くお似合いですね、そのシャツスカートも」
「そう?」
「どちらのでしょうか?」
「5軒先」
ワールドさんですか。 なる程良いものをお作りだ」
「でも今日は浮気をして頂けるのですね?」
「気に入ったのがあれば」


「気に入って頂けましたか?」
「ええ、かなり、いえ凄く」
「ちょっと失礼します」
「どうですか? この長さでは?」
「短過ぎないかしら?」
「いえ、こちらの方がお似合いです」
「それじゃお願い。 お任せするわ」
「土曜日の午後にはお渡し出来ます」

何時もの様に入り口でお礼をする京介
二人の眼差し
尊敬か?
「あんなの真似出来ません」
「そうよ、紫野さんだから出来るんだわ」
「だったら、もう止めなさい」
「同じには無理だと思うよ。 でもアレンジする、自分なりに」
「ふーん、私考える、やってみる」
「ええ私も」
「いいぞ、頑張れ」
「次の客は二番が担当」
「名前が有ります」
「うんうん解った、中村君が次」


「申し訳有りません。 遅くなりました」
「いや、早かったよ上田君。 家は近いの?」
「はい、三茶です」



このトップの上田さくら、出生も育ちも普通と違う
札幌の孤児院で2つ年下の弟と育った
両親とも分からない
中学の時、里親に出される
それも東京
弟とは別々になる
離れたくない、一緒に居たい、嫌だ、悲しい
でも、結局は行かざるを得なかった

何時ものパターンだった
高校に入るや、里親養父が無理やり
卑怯な奴は何処にでも居る
条件にしたのが、弟もここに呼んでやる
卑怯過ぎるぞ
まだ15歳だぞ
ちょん切ってやりたくなる
こんな話を聞く度に京介は腹が立つ
でも、そこら中に転がっている


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ブログの方にも来て下さい
http://kyoka2.blog18.fc2.com/blog-entry-1.html
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