- 名前
- たかふみ25
- 性別
- ♂
- 年齢
- 40歳
- 住所
- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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たかふみ25さんの09月のデジログ一覧
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2011年09月30日 04:57
「ごはんごはん~。腹減った~」 茶碗ネガイナーは仰向けになり、手足をじたばたさせる。これではごはんを配膳できないではないか状態。 その仕草は小春にとって、良く知ってるものだった。 「兄さん!」 ... 続きを読む
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2011年09月29日 04:20
それは、何の変哲もない家庭だった。 一軒家に優しく微笑む父親と母親。その息子と娘。娘がこの世界の最年少である。席の配置は娘の誕生以来変わっていない。 きょうも暖かい料理が運ばれ、盛り付けられる。... 続きを読む
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2011年09月28日 03:11
「……これ」 本編をどうぞ。 「ばばーん!」 3人を守るように立ちはだかる麻衣子。ってかあんた、どうやって敵の攻撃弾いたんだ状態。 「そこで盛り上げる音楽!」 はいはい。舞台稽古のクセを出す麻衣... 続きを読む
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2011年09月27日 02:00
いきなり話しが飛ぶ。 芋煮会よりちょっと前。 中等部、高等部問わず、学園七不思議というものは存在していた。 最近そのひとつに数えられるような事が起きた。 誰もいない教室。放課後ではなく、休み時間... 続きを読む
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2011年09月26日 04:05
魔法少女っ。前回の3つの出来事。 ひとつ、松並先生のネガイナーが暴走。 ふたつ、その結果、高瀬邸は半壊し松並は入院。 みっつ、その腹いせに魔法少女達は暴走ネガイナーであるキングジョーカーをフルボ... 続きを読む
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2011年09月25日 03:25
「俺は、自由と正義の守り手。キングジョーカーだぞー!」 「何故ここに来た?」という意味の怒りを籠めて、ヤツは叫んだ。 「だまらっしゃい!」 と小春は答えた。 「あんたはあたしの家を燃やし、松並先... 続きを読む
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2011年09月24日 07:06
東原琴は念入りにからだを洗う。 彼女に「どこから洗う」という主義はない。からだのパーツ全てがいとしおしくて恋しいものであり、大切なものなのだ。 だが、強いて言えば、その長い髪は念入りに洗いたいと... 続きを読む
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2011年09月23日 04:13
演劇部なのだが、ようやく稽古も軌道に乗ってきた感じである。裏方業務な人々も次々と技と小道具を完成させて行った。 「顧問が病欠なのがたまに傷だよね。早く戻ってくんないかなぁ」 「あの~。皆さんは気... 続きを読む
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2011年09月22日 03:03
……で。 「どうしてこうなった」 と春夏は愚痴た。 「さぁ」 とサラ。目の前では鍋がくつくつ煮えている。 「今日はラーメン鍋ですよー」 と茜の父が言った。 「しかし、わたくしがゴショウバンにあず... 続きを読む
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2011年09月21日 06:20
翌月曜日。 香住学園中等部の日常は大きく欠損していた。 ひとつは美術教師・松並松見先生の入院。 もうひとつは学園に笑顔を振り撒いていた高瀬小春の欠席である。 「あたし、もう笑えないよ……」 膝を... 続きを読む
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2011年09月20日 06:35
「魔法騎士、だと?」 麻衣子を見据えるかずね。 「あらあら、すごいわね~」 おっとりと構える琴。 「な~んちゃって♪」 「ズコー!」 転けるふたり。 「待ってろよ、茜、小春、千歳っ!わたしがあな... 続きを読む
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2011年09月19日 04:44
土曜日が来たー。高瀬家。 「わくわくして寝れませんでしたわ」 と千歳。 「ホストファミリー側の衣装を用意したよ。着てきて」 ……。 「なんか、かっこいい可愛いです」 制服マニアならば知る人ぞ知る... 続きを読む
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2011年09月18日 06:04
ホームパーティの準備は着々と進んでいた。 しかし想いはすれちがう。 「最近、部活に来るの、遅いわね。なにやってるの」 麻衣子からお叱りを受けた三人。演劇バカである麻衣子にはまだ、三人の演劇の完成... 続きを読む
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2011年09月17日 07:07
「美人は3日で飽きる、って本当よね~」 転校初日はあれほどチヤホヤされていた東原琴だったが、最近は人数も限られてきた。取り巻きがいなくなるのも時間の問題だ。 琴は美し過ぎた。「近付き難い」印象を... 続きを読む
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2011年09月16日 06:06
「というわけで」 どういうわけだ。 嘗てのデザイン部の部室で、現在は演劇部の衣装置き場になっている部屋で、嘗てのデザイン部部長で演劇部員の高瀬小春が議長席に立ち宣言した。 「ホームパーティを企画... 続きを読む
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2011年09月15日 04:41
「合体魔法で勝負をつけるっ」 両者ともその方針を決めた。 「いくですっ小春」 「オッケー」 手を繋ぐ茜と小春。 「カーマインファイア」 「コバルトブリザード」 魔法効果のエナジーが繋がれた手に集... 続きを読む
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2011年09月14日 06:12
では、まずは究極のメニューから。 「山形芋煮です」 「おお~っ。これは牛肉を使ってるではないか」 「しかもスープは醤油仕立てとはな」 「アクセントとしてしめじを入れて見ました」 「うむ。これはう... 続きを読む
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2011年09月13日 05:58
「ぴよぴよ~」 人混みを気にせずに飛ぶアドルフ。人目を気にしていられない程の火急らしい。 「待ってください~」 茜たちは人混みの影響を受けてなかなか進めない。 「ぴよっぴよっ!」 松並松見は襲わ... 続きを読む
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2011年09月12日 05:39
芋煮会。 多忙と退屈が混在するイベントでもある。 食材を仕込み、鍋に入れるまでの段取りがかなり忙しくせわしいのだが、一旦鍋に入れたら、煮えるまで待つだけなので、とても退屈なのだ。 「ひゃっはー!... 続きを読む
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2011年09月11日 06:32
芋煮会。 秋の河原に集まって芋煮という料理を作って振る舞って、BBQ的なバカ騒ぎする、東北地方の風習のひとつである。 起源は北前船なる収穫を京に運ぶ船の……なんだっけ。 現在ではいわゆるひとつの... 続きを読む
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2011年09月10日 03:19
「ジブリールユノスかなぁ」 「それジブリじゃないって」 「え?ジブリールじゃないの(そういう魔法少女ものがあるのです)」 「スタジオジブリ作品群の事だよ」 「山形を舞台にした奴あったよね~」 「... 続きを読む
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2011年09月09日 06:02
「ってかさ~。アレって実は「選挙制度って実は民主主義の理念に則ってない」っていう秋元なりの皮肉なんだ」 「……そう。どうして君はそう思う?」 「だって民主主義は少数意見を取り入れてはじめて成り立... 続きを読む
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2011年09月08日 04:41
その翌々日。 「千歳ちゃんは、もう大丈夫っ」 と胸を張ってかずねが言うので、茜と小春は千歳のいるクラスに逢いに行ってみた。 「やあやあ、おはよう!」 なんと、伊藤洋華堂の紙袋を被った、口調の違う... 続きを読む
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2011年09月07日 07:20
「くすんくすん」 人前では泣かず、誰もいないところで泣くのが羽前千歳だ。 放課後からしばらくして誰もいない学食で、千歳は泣いていた。 万が一に備えて、メイドのサラが見守っている。 「ええい、そこ... 続きを読む
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2011年09月06日 06:21
「どうしたん?千歳」 なんだか千歳の元気がない。 「なんでもないですわ。元気ですわよ」 微笑む千歳。しかし最近は学食を残しがちである。 茜と小春は始業式の放課後の事件を知らない。 千歳もそれを話... 続きを読む
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2011年09月05日 05:30
「はぁ…はぁ…はぁ」 息を切らして倒れる千歳。 「休んでろ。もう安心だ」 凛とした声がそう告げる。彼女は千歳の方を見ていない。 「あらあら。でも寝ちゃダメよ。私達のこと知ってもらわなきゃ」 おっ... 続きを読む
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2011年09月04日 02:04
その予感通り、本気を出す女がいた。 「よっこいしょっと」 4将軍がひとり、トータクである。 トータクこと松並松見は古ぼけた扇風機を屋上に搬入したのだ。 「スイッチ・オーバーっと」 姿を悪の幹部に... 続きを読む
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2011年09月03日 03:13
高等部演劇部部長・月山有希はひとつの小道具を机上に出した。 それはふたりにとって、見覚えあるアイテムであった。 「ラウンド・ドライバ」 それは魔法騎士に変身するためのモジュールだった。古ぼけてお... 続きを読む
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2011年09月02日 05:47
「えへへ。今日はありがとね♪」 案内を終えて、そのお礼に屈託ない笑顔を見せるかずね。 「いえいえ。どういたしましてですっ」 「わたくしも転校生だったので、初日の不安な気持ちはわかりますわ。何かあ... 続きを読む
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2011年09月01日 01:38
夏休み終わりっ! 小春が宿題に苦戦したのは、言うまでもない(笑)。 そんなこんなで、新学期である。 「というわけで新学期からの転校生だ。仲良くしてやってくれ」 茜に手を振る転校生。 かきかき……... 続きを読む