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【魔法少女っ】33-5、激突!正義対正義

2011年09月25日 03:25

「俺は、自由と正義の守り手。キングジョーカーだぞー!」
「何故ここに来た?」という意味の怒りを籠めて、ヤツは叫んだ。
「だまらっしゃい!」
小春は答えた。
「あんたはあたしの家を燃やし、松並先生に深手を与えた。あんたを倒す理由はそれで充分だ!」
「復讐」だろうか。……多分違うだろう。
「ぴよぴよ!」
アドルフが語るが、何を言ってるかわからない。
代弁するように茜が言う。
「アドルフさんが教えてくれました。行き過ぎた正義は突き詰めれば巨大な悪になって、世界を乱すと。だから、私達はあなたを止めるですっ」
「そのドラゴン。アドルフ将軍だったのか。奴の言う事ならわかる。だが、それはお前らにも言える事だろうが。行くぞ!キ~ング……」
分身3体と共に、茜達に向けてビームを放つキングジョーカー
「わ、わたくしにも喋らせやがれですわっ。デイトナバジルシールド!」
千歳が防御魔法で、ビームを防いでいく。
「おのれ!」
分身がそれぞれ、茜達に向かい、1対1の戦闘となる。
本体は琴とかずねが対応する。いや、シンフォニーコードと書くべきか。

「ぴよぴよ~」
アドルフがカードを出す。そこから出る剣を取る茜。
カーマインスォード!」
剣で闘う茜に対して、キングジョーカー分身体は堅いからだでの格闘で闘う。
「俺達の邪魔をするな!」
正義とか悪とか、どうでも良いです」
茜はいとも簡単にきりばらう。
「街の平和は私達が護るですっ」
カーマインバーニングスラッシュで分身体を撃破する。

ほぼ同時に小春千歳も相対する分身を撃破。
ザシュっ!
シンフォニーの鎌が、本体の持つスッポンを切り裂き、スッポンも浄化される。
「これで、あと8枚分だな」
コード
「まだ8枚分の力と踏むべきだ。キ~ング」
「その技はもう見飽きた。ダークブリザード!」
ビームをかわし、冷気魔法を叩き込むコード。更に打撃と蹴りを隙なく入れる。
「おのれ~!」
更にカード一枚のちからを解放し、巨大なとりの翼を形成して舞い上がるキングジョーカー
「ふん。今のキミは悪役な道化だよ」
聖杯を渡せ~」
叫ぶキングジョーカー
「渡しに来たクポー」
妖精クポーが大きな杯を抱えて飛んできた。
やけにあっさりと渡すクポー。
「ちょっ。何考えてんの」
小春ガビーンとなる。

「わははは……これで俺達にも強大なチカラが入る。これで真の世界制圧ができるのだ」
「……満足したクポー?もう暴れる必要はないクポね?」
厳しい声でクポーは尋ねた。
「はっ。これからも好き勝手にやるさ」
「じゃあ、好き勝手にするクポー」
引き下がるクポー。
「あれは単なるトロフィー屋の杯クポー」
と、小春に耳打ちする。
「見つけたんじゃないの?
「そもそも聖杯が何かがわからないクポー」
「でもチカラが高まっている気がするよ」
プラシーボ効果クポー」
だめじゃん。
「でもキングジョーカー本質が悪だとはわかっただろうクポー」

あらあら。よくわからないがチャンスね~。行くわよ!ダーククリムゾンっ」
「わかった、姉者!ダークテンペストっ」
「わははは、今更そんな技厭きたわ」
難なくかわすキングジョーカー
「いまだっ」
コードが叫ぶ。攻撃の隙を作ったのだ。
カーマインファイア」
コバルトブリザード
デイトナウインド
手を繋ぐ三人。
「合体魔法ハーモニーエクスプロージョン!!!」
キングジョーカーに強大な爆発エナジーが包みこまれる。
「な、なんだと?」
「更にだめ押しのダーククリムゾン!」
ちゅどどどど~ん

大爆発!
「はああああっ」
三人は浄化の念を更に込めて行く。

次回へ続く!

このデジログへのコメント

  • たかふみ25 2011年09月25日 03:48

    「いや、なんとなくそう見えるのですわ。必需品?そうですわね~」
    特に考えてない千歳だった。

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