- 名前
- たかふみ25
- 性別
- ♂
- 年齢
- 40歳
- 住所
- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
【魔法少女っ】34-3、麻衣姫無双
2011年09月28日 03:11
「……これ」
本編をどうぞ。
「ばばーん!」
3人を守るように立ちはだかる麻衣子。ってかあんた、どうやって敵の攻撃弾いたんだ状態。
「そこで盛り上げる音楽!」
はいはい。舞台稽古のクセを出す麻衣子。
「て、てめー、何者でぃすかー!」
キングジョーカーの代表としてカブトネガイナーが尋ねた。とかくこういう時には同じ台詞のようだ。
「3年B組、青柳麻衣子!あるときは演劇部部長。そしてあるときは……」
「あるときは……なんでぃすか~?」
「……夢見る乙女」
ズコー!
その場にいる全員。麻衣子と共に駆けつけたサラや有希もずっこける。
「どうだ。俺のリアクションは」
ゴキブリネガイナーがそんなこと言ってるが、一般には良くわかりません。キングジョーカーも大変だな。
「正義とか悪とかいろいろあるけれど、茜も小春も千歳も、わたしの大事な後輩よ。それをいたぶるあなたをわたしは、許さないわ!」
そういうと、麻衣子は腕を前につきだし、何かを持ち構えた。それは……
「ラウンドドライバ!?」
魔法騎士への変身モジュールだった。
「……麻衣子、いけいけ」
後方で見守って、有希は呟いた。
「あい、うぃっしゅ、りいんかーねーしょん!」
白銀と淡い紫を基調としたカラーの、美しい魔法騎士が誕生した。
「雪原に舞う美しき花、輝きの魔法少女、パールスノウ!」
そしてこう名乗った!
「スノウですって~!!」
驚いたのは千歳だ。スノウとは嘗ての有希が名乗った魔法騎士名である。つまり……。
「……わたしが、託した」
助け起こし、車椅子に乗せながら有希は語った。千歳のラウンドドライバが共鳴して輝いている。
「今度はハッタリではないようだな」
静観していたコードが言った。
「ひとり増えたところで、何て事はないんだどんどこどーん!」
キングジョーカーはその巨体をずずずいと近づける。
「……いいえ。あなたはわたし一人で倒すわ」
今度は別のハッタリかよ。
しかし3人が戦闘不能の今、麻衣子ひとりが闘う羽目なのは間違いない。
「タランチュラネット」
予め防御策を取る蜘蛛ネガイナー。
「そんな小細工!」
なんと蜘蛛の糸は一瞬でぼろぼろになった。
「円卓の最初の一席。ラーンスロッド!」
麻衣子は長い槍を召喚して構えた。
「トーア鎌田、トーア鎌田」
蟷螂ネガイナーが真空波を伴った鎌格闘をけしかける。
「はあああ!」
しかし軽やかかつ重厚なたち振る舞いで、格闘でも麻衣子に圧倒される。
「これも食って良いかな?」
「クワガタさんそれは食い物じゃないでぃすよ」
胸部のクワガタネガイナーが槍を捉えるべくアゴを動かすがなかなかうまくいかない。
「わたしの狙いはあんたたちではない!」
麻衣子は4枚のキングにそう言いはなった。
ずんっ!
「ぎゃあああ!ボロボロだ~!」
槍に貫かれて、クワガタネガイナーは絶命する。
「ジョーカー!」
代わりにキングジョーカーの胸を担当したのはもう一枚のジョーカー、シロアリネガイナーだった。
「あんたらでもない」
麻衣子はジョーカーであるゴキブリやシロアリにも言いはなつ。
「4枚のキングと2枚のジョーカー。それを操る中心核。あなたに用があるわ!」
麻衣子はキングジョーカーの本質を見破って言った。
「え?…なんでだろう」
何故か胸騒ぎを感じて戸惑う小春だった。
続く!
このデジログへのコメント
コメントを書く