- 名前
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- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】34-1、覚醒する!
2011年09月26日 04:05
魔法少女っ。前回の3つの出来事。
ひとつ、松並先生のネガイナーが暴走。
ふたつ、その結果、高瀬邸は半壊し松並は入院。
みっつ、その腹いせに魔法少女達は暴走ネガイナーであるキングジョーカーをフルボッコ。
「ふにゅ~。ちょっと話が違ってますわ」
もやもや……
「やったか」
と煙が晴れるを待つコード。
「いや、多分やってないと思うよ。このての演出は大抵やられていないんだよ」
と小春。
「でも意外にやられてるかもですっ」
「だったらいいけどねですわ」
「あらあら。案の定、生きてるみたいよ~」
煙が晴れた。
「変な姿になってる~!」
ガビーンな5人。
「カブト」
「クワガタ」
「蟷螂」
「蜘蛛」
「ゴキブリ」
キングジョーカーはそれらが合成された、巨大怪獣の姿になっていた。
恐らく5枚分のチカラを解放したのだろう。
「お前らが今倒したのは、にわとり一体に過ぎない。我々はキングジョーカー!4つのキングと2つのジョーカーを保有する者。魔法騎士どもよ、我々のチカラに平伏すが良い!」
よくみると、にわとりのぬいぐるみが転がっている。先程まで相手していたキングジョーカーの人格とかはそいつだったらしい。
「虫、虫、虫、虫~!」
シンフォニーの様子がおかしい。動転していて浮遊が不安定だ。
「闇のおっとりさんは虫さんが嫌いなんです~?」
呑気な茜。
「まぁ、年頃の女の子は大抵虫嫌いっしょ」
と小春。
「そうですか~?捕獲してしまいたいですっ」
「虫、虫、虫、虫~!冥府へ消えろっ!」
シンフォニーは闇雲に突っ込み、めちゃくちゃに鎌を振り回す。
「トーア鎌田トーア鎌田」
蟷螂ネガイナーの鎌がつばぜり合いするかと思ったら。
「これ食っても良いかな?」
バリバリバリバリ!
クワガタネガイナーなシンフォニーの鎌を食べてしまった。
「うぇーい。クワガタさんとっくに食べてるじゃないでぃすかー」
カツゼツの悪いカブトネガイナー。
「うまいうまい。板チョコだ。お前の鎌はボロボロだ!」
「おのれクワガタ。俺も食いたかった。後でムッコロス」
背中の羽根を担うゴキブリジョーカーネガイナーがわめく。
「虫虫虫虫虫!いやあああ~」
逃げの一手なシンフォニー。
ぼよよ~ん。
本当に逃げ帰ってしまった。
「ちょっ姉者!」
コードが残る。
「これで7対4だな」
キングジョーカーの中核を担う何者かが冷静に言った。
「行っとくが最強は俺だからな!」
巨体を下支えする蜘蛛ネガイナーがやっとしゃべった。
つまり。
頭……コーカサスカブト
胸……ギラファクワガタ
腕……バラドキサ蟷螂
脚……タランチュラ蜘蛛
羽根……黒ゴキブリ
な巨大怪獣なのだ。
「キーング、ジョーカー!」
先程の股間ビームと同様のビームを各部から連射する。
どかああん
ばかああん
空き地がみるみる荒廃していく。
「虫なら冬眠させてやる。ダークテンペストっ」
コードが強力な冷気魔法で迎え撃つ。
「蜘蛛は越冬できるのさ。タランチュラネット」
蜘蛛のすを張り、威力が半減する。
「だったら剣激ですっ。千歳っ」
「わかったですわ。ウインドウイング!」
千歳がスターライト側3人に飛行能力を付与する。
「カーマイン、バーニングスラッシュ!」
「うぇーい!ライトニングスラッシュ!」
頭部のカブト角が巨大な剣となり、茜とつばぜり合う。
「これも食いたいな」
胸部分のクワガタが茜を凝視する。
「また食う気か?ムッコロス」
忙しい奴等だ。
「大変クポー。みんなの残り魔法力が少ないクポー」
クポーが小春の隣で言う。
「ちょっと。このままでは負けそうじゃん」
「魔法騎士の敗北か。まぁ、これはこれで好都合か」
草むらで呟くムッツリ。
「あらあら~?」
逃げ帰るシンフォニーこと琴は、逆方向に駆け出す人影を見た。
見覚えある顔だった。
続く!
ユーフォリアス!
このデジログへのコメント
イラストに書いたら、結構まとまってましたよ。胸元のクワガタ顎がアクセントになってかっこいい(手前味噌)
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