- 名前
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【魔法少女っ】35-3、観戦するのが好きなスポーツは?
2011年10月03日 04:51
「トランポリンだ」
写真部部長のつかさはそう豪語する。トランポリンとはあのぼよよんって飛ぶ器具のトランポリンを使って跳びながら演技する競技だ。なかなかテレビ中継されないマイナー競技の代表として認識されている。
体操や新体操に比べたら、いろんな意味でシンプルなのだが、それがつかさの美意識を刺激する。あと、アスリートに美男美女なのも。
所詮、つかさはカメラマン。邪な動機の観戦には違いない。
「シャッターチャンス、いただきだ」
カシャカシャ
ストロボをたかないのが、つかさの流儀。
「良い仕事をした。ん?この匂いは……」
つかさは甘い匂いに引かれて演劇部室へふらふらと。
「よう、つかさちゃん」
小春はうちわでケーキを扇ぎながら微笑んだ。
しまった、とつかさは浅はかさを呪った。
「あらあら。パーティ以来ねぇ」
黒い微笑みで、琴がケーキを差し出す。
「う。いただきます」
カシャ。
つかさはケーキを撮影してから食った。
「食ったな~!」
「いやわかったから、高瀬。頼み事はなんだ」
「練習風景を、撮影するんだ」
学園祭の実績記録を残すために、写真もあれば良いだろうと考えてたのだ。
「あと、スイーツの感想も伺いたいわね~。うふふ」
立場上、「美味しい」としか言えないんですけど。
「……ここに最高のモデルがいる。……ただで撮るなら今のうち。にやり」
「こんにちは~」
松並先生が入ってきた。
「出たな、しょっかー」
カシャカシャ。
「美味しそうね。いただきまぁーす」
松並先生が食べたケーキは「当たり」だった。
「これは、唐辛子の風味!ひぃぃ~」
「あらあら。まあまあ~」
続く!
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