- 名前
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- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】35-5、光と影のコントラスト
2011年10月05日 07:22
「こりゃたまらん。デーモンバズーカ、あのふたりをやれじゃあ~」
じじいは怪物の背中に手を当て、魔力を注入する。
「ごっつぁんです」
力士がご馳走になるときに言う不愉快な挨拶をするデーモンバズーカ。
がしゃがしゃ
肩の二挺のバズーカがひとつのロングバズーカになる。
「アホか」
コードはその武器のデメリットを見極め、格闘による接近戦を選んだ。
ぷにょぷにょぼよん
しかし、殴り蹴りも衝撃を吸収されてしまう。
「つっぱりつっぱりつっぱりっ」
デーモンバズーカは容赦ない張り手をコードに浴びせた。
「っく」
押し出されるコード。
「只今の一番。押し出しによりネガイナーの勝ち」
「どすこ~い!」
ずどーーん
「きゃあ~」
長距離バズーカにて撃ち落とされるシンフォニー。
「ただいまの一番、長距離砲撃によりネガイナーの勝ち」
「一番って、今のは不意討ちじゃないかしら。醜いわぁー」
起き上がるシンフォニー。
「なんじゃあ。デーモンバズーカの砲撃受けてでまともに動けるとは」
いちいち驚くなじじい。
「姉者はスペックの高さだけでなく、芯も強いからだ」
起き上がるコード。
「あらあら。おしとやかな乙女にその言葉はちょっと失礼よぉ~。かずねちゃん」
冗談めかしながらシンフォニーは攻撃魔法を溜める。
「デーモンバズーカ。そいつらは任せたじゃあ。わしゃスノウを討つじゃあ」
再び有希ににじりよるじじい。
「無理矢理にでも出てこさせるじゃあ~」
強力な衝撃波を放つじじい。
「……これまでか」
どぐしゃあああ!
「やはり魔法で防御したか。って、誰じゃああああ」
チャウシェシュクにとって見慣れぬ少女が衝撃波を弾いたから驚いた。
「呼ばれて飛び出て、じゃじゃじゃじゃーん♪」
麻衣子だった。
「どういう事じゃあ」
「だから呼ばれから来ただけですよ!スノウスノウって」
「わしゃ用事なのは、そこの女じゃなくて一般人のお前じゃないじゃあ~。わけわからんじゃあ~。退却!」
勝手に混乱して勝手に消え去ったチャウシェシュク将軍。空の裂け目が直り、デーモンバズーカが残されたかたちだ。
「どすこーい」
ずどーん。
「あらあら。悪いわね~。同じ火属性の攻撃、今のわたしにはスイーツみたいなものよ」
砲撃を攻撃魔法溜まりの中にとりこむシンフォニー
「ボディはボクに任せて」
「じゃあ筒はわたしがね~」
「ダークテンペスト!」
「ダーククリムゾンっ♪」
「どすこいどすこ~い。わざと負けてやったぁ~」
バズーカは強力な火球に砕かれ、ボディは激しく凍り付くデーモンバズーカ。
「沈黙の闇に沈め!」
「冥府へ送る曲を唄ってあげるわ~」
コードが打撃を加えて、シンフォニーが鎌を降り下ろすと、デーモンバズーカは絶命して浄化された。
「お相撲人形?要らないわぁー」
「でも回収しないとレイチェルに怒られるぞ、姉者」
お相撲人形を回収してコードは去った。
「あらあら。待ってよ~」
ぼよよーん。
翌朝。
高等部へ通学する有希。
「…おはよう」
「あらあら。おはよう~。あなたから挨拶なんて珍しいわぁー」
相変わらずの琴。
「……琴」
「なぁに?」
「……昨日は、ありがと」
珍しくお礼を口にする。
「あらあら。何の事かしら。あ、スイーツの事ね。うんうん」
「……すっとぼけてろ」
にやりと笑う有希だった。
ちゃんちゃん。
このデジログへのコメント
「あうあう。わおんじゃないよ、かずねだよぉ」変身するとクールになるから分かりにくいの。
「……わたしが有希。このばか野郎」
「あらあら。わざとに決まってるじゃない。ふたりとも可愛いわね~。うふふ」
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