- 名前
- たかふみ25
- 性別
- ♂
- 年齢
- 39歳
- 住所
- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】36-2、全く無し
2011年10月07日 03:05
「勉強なんて、実生活では何の役にもたちはしないのよ、お姉さま」
「しかし、学問は人生に潤いを与えてくれるわ。ご本を沢山お読みなさい、ジョー」
茜と麻衣子の掛け合い。演技の完成度は高まっていた。
「あぅ~疲れたです~」
稽古が終わるといつもの茜。
「銀~の竜の~背に~乗ってぇ~♪」
「だから千歳、変な歌唄うなっ」
「だって、歌詞の通りですわ♪」
疲れた茜がアドルフさんの背中にもたれて甘えている。
「ぴよぴよ~!」
重そうだ。
香住町のビジネス街。
交差点を行き交う人々の中に、転がるじゃがいもがあった。
企業戦士達は誰も彼の存在に気付きもせず、交差点を通り過ぎていく。
「じゃがじゃがじゃが~」
ビジネス街の底辺にある願いのチカラは侮れない程にあり、プロジェクトジャガーはその一部を少しづつ糧としてゆく。
「じゃがじゃが~」
まだまだ溜まりそうだから迂濶な事はしない。
「市街にじゃがいも?ふーん」
気付いてる人々もいるがいにかいさない。
「何も~ない~春です~♪」
「茜も変な歌禁止つ」
「えー!でも、今日は平和ですっ」
夕焼けこやけな帰路。確かに今日はなにも起きない。
しかしいつ突然にネオバビロニアの刺客が襲うともわからない。
念には念というわけだが、そうこうしてるうちに家に着く。
高瀬邸はリフォーム中なので小春は清澄邸に滞在している。
「ただいまです~」
「おかえりです~。今日は肉じゃがだよです~」
「わぁーい。嬉しいです~」
ですですですです~
「親子の会話だなぁ」
ちょっと呆れた小春だった。
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