- 名前
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- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】39-5、ガクリ
2011年10月25日 07:01
「ふん。相手にとって不足はない。いけネガイナー!」
マシンガンネガイナーがギターを通じてさつきを操る。
いや、さつきが自分の意思を解放しているだけなのか、それは外からは伺い知れない。
「だりゃりゃりゃ~」
奇声を発して、さつきは唄う。いや、シャウトする。
音は攻撃エネルギーになり、マシンガン的に連発なる。
「デイトナ、リーフプロテクション」
千歳が防御魔法でバリアを張り、受け止め続ける。
「弾幕は避けるためにあーる」
小春が避けまくり、一気にさつきに近づき、チョップを脳天に炸裂させた。
「……ガクリ」
弱っ。
しかし敵の本体はギター側だ。
「マシンガンマシンガン」
うごめき、小春を振り払う。
「あたし負けない。だって、マシンガンだもん」
気絶から回復したさつきがギターを再び抱える。
「自らネガイナーを利用しようとは面白い奴だ」
「面白がるな~」
茜と麻衣子がライダーキックをムッツリに見舞う。
「……ガクリ」
「そんな芝居には乗らないですっ!」
「ぴよぴよっ」
アドルフさんからカードを受け取り、そこから剣を出す茜。
「更に倍!」
左手にはカーマインタクト。
「なななな!」
「カーマイン、バーニングサンセット!」
強烈な斬撃と火炎の二連撃がムッツリを襲う!
「こりゃたまらん!」
すんでのところでかわし、移動魔法で逃げ去る。
「さつき。目を醒まして!」
「青柳さん、あたしゃ正気よっ!あたしはクイーンに、アイドルに、女神になるんだっ!あなた達みたいに」
さつきはギターを決してはなさない。
「そういう風にギターを愛するひとをあたしはもうひとり知っている。あなたの行いは巻き添えとはいえ、そのギターを壊してしまったのよ」
今度は小春がさつきにシャウトする。
「そんなわけでわたくし達は満場一致で決議しましたわ。茜さん、どうぞっ」
「ネガイナー!わたし達はあなたを……ぶっとばすぞぉ~!」
久しぶりのぶっとばす来ました~。
「やってみな。こちとら人間を人質にとってるんだ。攻撃できるかな」
ギターが叫ぶ。その問いに琴とかずねはノーだった。しかし。
「問答無用!」
こちらは無策ではなかった。
麻衣子の背中に他三人が手を当て、魔力を供給する。
「パール・メガソーラ!」
キングジョーカーを一撃で仕留めたあれだ。
「ぎゃああああ……」
「再び、ガクリ」
光に包み込まれるさつきとギター。
気が付くと、さつきは保健室のベッドだった。
看病してたのはなぜか松並先生だった。
「先生。その衣装は」
さつきは時代錯誤なそれに気付く。
「わたしも演劇部として役者するのよ~」
「女神かと思った」
「双月ちゃんは女神になりたいって言ってたわね。でも、いざなると大変よ~」
経験したかのように松並松見は語る。実際は悪の女幹部だが。
「だから、人間のままで頑張りなさい」
「……はい」
次回に続く!
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