- 名前
- たかふみ25
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- ♂
- 年齢
- 40歳
- 住所
- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】36-3、こいつ
2011年10月08日 04:40
誰も聴いちゃいない昼休みの校内放送。
「本日はスタジオ(放送室)にお客様をお呼びしています。久保田先生と松並先生です」
ちゃらりらりらん♪
司会役のハタゴにどうぞと促され、ふたりは放送席近くのソファにすわる。
「本日は演劇部再興の時の苦労話しなどをば」
「苦労ですかぁ。何にもしてな……うぷ」
「やだなぁ、松並先生もいろいろ頑張ったじゃないですか」
「んがぐぐ」
「うむ。新しいプレイのイッカンですか!なかなか興味深い」
「んなわけないだろうクポ~」
「演劇部は演劇部の生徒が率先して盛り上がりました。私がしたことはそれに比べたら小さいのよ~」
本筋の質問に答える松並先生。
「えーあー、ありがとうございました」
ビジネス街。
どこぞの企画会議。
「わからん。この企画がわからん」
上司はヒラ部下のプレゼン能力の低さを咎めた。せっかく企画は良いのにもったいない。しかし部下は企画がけなされたと解釈して落ち込む。
するとなぜか机上には一個のじゃがいもが。
(うーん。今夜はカレーにしよう)
上司はそう連想すると、少し気持ちの余裕が出てきた。
「まぁ、プレゼンはイマイチだが、企画そのものは悪くない。この企画採用しようじゃないか」
「ありがとうございます」
会議がうまくいくと、いつの間にかじゃがいもは消えていた。
別のビル。
「ダメだダメだ。貴社の商品は信用ならん」
営業に来たのを無下に追い返そうとする担当者。試作サンプルすら見ようとはしない。
ぶっちゃけ、その企業には新しい備品に投資する冒険心なんてもの自体がなくなっていたのだ。
すると、机上には一個のじゃがいもが。
「ところで君、ポテトは何味が好きだ?」
「え?うすしおっすけど」
「ほぉ。わしゃコンソメパンチだな」
なぜかポテチに関する熱い語り合いになって、商談は成立した。
その頃には机上のじゃがいもは消えていた。
「じゃがじゃが~」
商談などがうまくいくたびに、プロジェクトジャガーに蓄積されるチカラがたまっていく。
じじいのネーミングもなかなか侮れないとわかる。
後に言われるじゃがいも効果である、
プロジェクト×
このデジログへのコメント
「…ん。……じゃがいもか。わたしはおでんに入ったじゃがいもが好きだな。……切れないハサミは使い方次第で役立つ」
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