- 名前
- たかふみ25
- 性別
- ♂
- 年齢
- 39歳
- 住所
- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】38-5、秋もマシンガン
2011年10月20日 07:01
ぶるぶるっ
茜の携帯が震動する。
「茜です~」
「小春。そろそろ初回公演の最終調整だよっ」
「うーん。ミスコン見たかったですが残念です~」
自分の出し物を疎かにできないから他の出し物やステージ発表を見れない悔しさは誰にでもある。お互い様だ。
「あらあら、茜ちゃん行っちゃった」
「……わたしも演劇部、見たかった」
「そこの通りすがりのひとっ。これミスコンの投票権です。良ければどうぞですっ」
「ん?どうもだず~」
模擬店の焼き鳥を頬張ったレイチェルに投票権を渡す茜。
「ぴよぴよ?」
レイチェルとすれちがう時に何かを感じるアドルフさん。
でも今は演劇が優先。
「あ。演劇部の出し物、初回公演、そろそろ開演ですっ」
宣伝の挨拶をして一礼してから校舎に入った。
「機材よし、ですわ」
「照明異常なし、衣装異常なし」
「ん。役者よし」
「観客は……20人程ですか」
「初回はこんなもんよ。でも妥協はダメ」
ここにいるみんな、妥協するなんて気持ちは欠片もない。今日までの努力は嘘をつかないのだ。
「さぁ、幕を開けるわよ」
ぱちぱちぱちぱち
長くも短い45分だった。
「お疲れ様。あと三回、頑張りましょう」
今更訂正する演出とかもないようだ。しかし初回よりは二回目、……最高の出来は千秋楽で試されるのが舞台演劇というものだ。
「ところで、ミスコンはどうなったのかな」
実は茜達が演劇に集中していた間にミスコンにてトラブルがあったのだった。
そう、こんなときにネガイナーが襲来してたのである。
その間の事。
なり響く、激しきサウンド。
「ふははは……俺の歌を聴け~」
エレキギターに取りついたネガイナーの魔力を受けてか、その持ち主の少女は錯乱していた。
次回へ続く!
このデジログへのコメント
ネガイナー(>_<)
こんなときにぃっ!
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