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【魔法少女っ】39-4、隣

2011年10月24日 05:01

ステージ発表会場でネガイナーの攻撃を受け、メンバー及び楽器が負傷してしまった。
特にギタリストは自分専用のギターでないと弾けないという思い入れの強さで、けいおん部のダメージは致命的だった。
「……よし!」
何かを閃いた小春
「わ」
茜は何かに気づく。幼馴染みである茜は、こういうときの小春がすごいことを知っていた。
演出を変更しましょう!」
自信満々に小春麻衣子に提案した。
ギターの弦が切れても、歌えるよね?」
そしてこう確認を取った。

……。
ステージ発表会場に舞台を整え、演出段取りを済ませたら、夜の帳が落ちてしまっていた。
「なんだか、おっきな話になってしまったわね」
舞台に立って夜空を仰ぎ見ながら麻衣子は言った。四人の中でも最も不安とドキドキを抱えていた。
「もう、演劇部だけの話しではなくなりましたですっ」
麻衣子の隣で、毅然とした茜が立つ。
「なんだか不可避的な試練に立ち向かってる気がしているですわ」
ステージ上での車椅子走行を確認しながら千歳は言った。
大丈夫だって。どーんと構えててよ」
「また無茶してる」
遠目に見て、久保田先生は呟いた。
「そろそろ自分も無茶しないとな」

そして学園祭二日目の朝。
わぁーという大歓声がステージを満たす。
「本日はプログラムを大巾に変えまして、ステージ発表は演劇部公演とさせていただきます」
放送部員が淡々と司会進行する。
「そうはさせるか。学園祭をめちゃくちゃにしてやる」
観客席からムッツリがステージに飛び乗り、わめく。
「このステージはネオバビロニア帝国の大舞台となるのだ。さあ、悲しみの歌姫よ!世界にその美しい歌を響かせるのだ」
「わかってるわよ。あたしの歌を聴け~」
さつきがけたたましくギターを鳴らして登場。
「望むところだ!」
「なんだと!!なぜここにいる」
驚くムッツリ。
ステージの四隅に茜、小春千歳、そして麻衣子若草物語衣装でスタンバっていたのだ。
魔法少女隊スターライトはみな、演劇部員ですっ」
ビシッと指差す茜。
「公演の前に、厄介ごとを排除しないとね」
麻衣子
「別にわたくし達はあなたがたを恨んではいませんわ。これは不可避的な試練だと解釈してますの。そして、わたくし達はその試練を絶対に乗り越えてみせますわ」
千歳がいい放つ。
「あっ。そうそう。観客はフェイクだよっ。つまりあんたらを罠にかけたんだよっ」
よく見ると観客席は雪だるまだらけだった。
「……本物の有希もいるけど……駄洒落」
「ごはんごはん~腹減った~!」
賑やかしは有希と茶碗ネガイナーだった。
「ネオバビロニア将軍ムッツリスケベ。あなたを倒して、絶対に学園祭を成功させてみせる!」
「ムッツリーニだっ!」
突っ込みに耳を貸さず、四人で同時に変身する。
「輝く4つの願い星っ」
「まじかるっスターライト!!!!」
ジャキーン

続く!!!!

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