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はや過ぎる・・・・・
2011年09月30日 08:04
さらば浜ちゃん、今季限り引退
サンケイスポーツ9月30日(金)7時51分配信
浜ちゃん、引退-。かつて阪神の4番で活躍したヤクルト・浜中治外野手(33)が今季限りで引退することが29日、分かった。球団では来季も契約を結ぶ方針だったが、引退を決断。浜中は昨季オリックスを戦力外になり、今季ヤクルトに入団。開幕スタメンの座をつかんだが、5試合で打率・154、0本塁打、0打点だった。近日中に引退発表をする。
真弓虎が屈辱的な敗戦を繰り返すなか、かつてタテジマに袖を通した男がユニホームを脱ぐことになった。2003年星野阪神で4番に座った浜中の引退が、この日明らかになった。
オリックスを戦力外になり拾われた形でヤクルト入団。「引退も決意した時期もあったけど、(ヤクルトに)恩返ししたい。もうひと花咲かせたい」と話していた。
オープン戦では勝負強さを見せ、現在のレギュラー・畠山らを押しのけて開幕スタメンを勝ちとった。だが、5試合に出場しただけで13打数2安打で打率・154。4月27日に2軍落ちして以降、1軍に昇格することはなかった。
それでも球団は来季も契約する方針だった。だが、浜中自身が自分で限界を感じ引退を決断。すでに親しい関係者にはあいさつを済ませていたという。
阪神時代は野村監督最終年となった01年5月13日の広島戦(甲子園)ではプロ初アーチとなるサヨナラ弾。一躍、期待の若手として大ブレークし、後半戦は1軍に定着していた。
星野監督時代の03年には開幕4番に座り、4月だけで8本塁打を放ったが、5月20日の広島戦(甲子園)で帰塁の際に右肩を痛めた。さらに6月13日の巨人戦(同)でも送球の際に右肩を脱臼するなど選手生命の危機にあった。
岡田政権下の06年に復活。6番に座り、打率・302、20発を放つなど自己最高の成績を収めた。が、翌07年は不調とけがの影響もあり、同年オフにオリックスへトレードされた。
「あれだけのけがをして、いつ終わっても不思議でない中、よくやってくれたと思います」とは母・恵美子さん。この日はヤクルト-阪神戦。ヤクルトが優勝へばく進するなか、古巣は燕に3連敗でクライマックスシリーズ進出も黄信号だ。
ファンに愛された33歳の元虎戦士。早過ぎる引退だった。
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