ちょっとつまずいた・・・・・・・・・・・

阪神“天敵”館山に５連敗…逆転負けで５差に広がる

スポニチアネックス9月10日(土)7時0分配信
阪神“天敵”館山に５連敗…逆転負けで５差に広がる
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＜ヤ・神＞１回２死二塁、新井は中越えに先制の２点本塁打を放つ
　◇セ・リーグ　阪神２－４ヤクルト（２０１１年９月９日　神宮）

　終わってみれば阪神の得点は４番・新井の先制２ランだけだった。主砲は「（打球が上がるのは）自分のスイングができているからじゃないかな」と振り返ったが、チームは首位・ヤクルトに逆転負け。直接対決３連戦の初戦を落とし、ゲーム差は５に広がった。

　１点を追う８回１死一、三塁では代打・上本、鳥谷が凡退。真弓監督は「なかなか、もう１本が出ない」と嘆いた。ヤクルト戦は今季１０勝４敗。しかし指揮官が「いつもの球の切れがなかったけど、丁寧に投げていた」と話した今季初対戦の館山は天敵で、０９年１０月８日から５連敗だ。８回には送球ミスから痛恨の失点。大事な一戦で４失策と守備が乱れ「ちょっとミスが出たね。気を引き締めていきたい」と真弓監督は前を向いた。直接対決を１０試合残すとはいえ、これ以上離されるわけにはいかない。

　▼阪神・岩田（バレンティンに逆転２ランを浴びるなど５回３失点で１１敗目）失投です。最初から最後まで球種がバレていたのかなと思うぐらい、どの球種に対しても合わされている感じがした。これで終わってられない。やり返します。


衝撃の敗因！真弓虎、丸裸にされてた

サンケイスポーツ9月10日(土)7時51分配信
　（セ・リーグ、ヤクルト４－２阪神、１４回戦、阪神１０勝４敗、９日、神宮）阪神は４番・新井貴浩内野手（３４）の２ランで先制しながら、岩田稔投手（２７）が「（球種が）バレているのか？」と首をかしげたほどのいい当たりを連発されて５回３失点降板で逆転負け。ゲーム差を「５」に広げられてしまった。まだ９試合を残しているヤクルト戦。このままでは終われない。

　真弓阪神は“丸裸”にされていた！？　４ゲーム差で迎えた神宮決戦。４番・新井の先制２ランで絶好のスタートを切った虎が、ツバメの逆襲に沈んだ。いや、負けるべくして負けたのかもしれない。声援と怒声が飛び交う三塁側ファウルゾーン。首をかしげながら引き揚げていく先発・岩田の姿が象徴的だった。

　「最初から最後まで、（球種が）バレているのかと思うくらい…（合っていた）。これだけ連打をされることは少ない。どの球種も合っていましたから。ただ、そんなことを言っていたらやっていられない。直していかないと話にならない」

　雨天中止の影響もあって、中９日のマウンドとなった左腕。四回二死一塁からバレンティンに浴びた逆転２ランは失投としても、５回６安打３失点の数字以上に各打者にいい当たりをされた。

　久保投手コーチも、５回での降板に「あまりにも合い出していたから代えました」と表情を曇らせた。本当に球種がバレているのか。何か癖が出ているのか。理由は明確ではない。ただ岩田は、前回８月１４日の対戦こそ苦しみながら５回無失点で勝利したが、神宮で通算１勝４敗。対ヤクルト戦も通算３勝６敗と、相性が良くないのは事実だ。野村監督時代の９０年代からＩＤ（データ重視）野球の流れを組む相手だけに、何とも気味が悪い。

　１戦必勝となる首位との直接対決。試合前段階での“情報戦”で敗れていたとしたら痛恨だ。まだツバメとは、この３連戦後も２カード＋１試合、直接対決を残している。今後の起用においても無視することが出来ない。

　一方で、打線にも不安なデータがある。今季初対戦となった病み上がりの館山に対して、２ラン１本だけ。八回途中までマウンドに仁王立ちされ、対戦成績は３年越しの５連敗となった。

　「（館山は）あまり良くなかったというか、いつもより球の切れがなかったが、ていねいに投げられた」

　連勝が３で止まった真弓監督は淡々と振り返ったが、１０日は石川が先発予定。こちらも今季初対戦だ。つまり、この神宮決戦まで１０勝３敗とヤクルトを圧倒してきた虎だが、苦手としてきたツバメの“２枚看板”とは一度も対戦していない上での数字。ここから、真価が問われることになる。

　「なかなかね、もう１本が出ない。こういうことも、たまにはある」と指揮官は切り替えを強調したが…。岩田の不可解なＫＯに加え、襲い来る館山、石川の両輪。１０日、対ヤクルト戦９連勝中の久保で、そんな不安を突き破れるか。残り３７戦、ゲーム差は５。真弓阪神、最大の正念場だ。

最終更新:9月10日(土)7時51分

サンケイスポーツ