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虎、ヤ中６連戦！１番マートン復帰プランも

サンケイスポーツ9月27日(火)7時51分配信
虎、ヤ中６連戦！１番マートン復帰プランも
　関本スタメン復帰、マートン１番もあるぞ！　阪神・和田豊打撃コーチ（４９）が２６日、今後の打順について考えを明かした。マット・マートン外野手（２９）の「１番」復帰プランを含め、「いろいろな選択肢ができた」。腰痛で離脱していた関本賢太郎内野手（３３）の復帰によって強化された攻撃陣をフル活用する。

　崖っぷちの戦いを制するためには、最善の選手起用が必要だ。攻撃の役者はそろった。最強打線完成へ、和田打撃コーチは考えを巡らせていた。

　「色々な選択肢ができたね。その日その日で、１点でも多く取れる打順を考えることになる」

　ブラゼルと関本が故障から復帰。ようやくベストオーダーが組めるメンバーになった。打者の状態や相手投手を考慮し、より柔軟に打順を考えることができるわけだ。例えば、マートンの１番復帰。ポイントゲッター不在によって６番に回った安打製造器の本職復帰も可能になった。

　「打順の話は東京に行ってからだね。最後は監督が決めること」

　具体的でないが、プランは広がっている。鍵を握るのが関本だ。腰痛から２４日に復帰。２５日の巨人戦に代打で出場した。空振り三振に倒れたが「１打席立つか立たないかの差は大きい。完全に準備が出来た」と同コーチ。「（代打も先発も）どこでもいける準備をしてもらう」と続けた。

　久慈守備走塁コーチは「守りはいつでもいける」と話しており、２７日のヤクルトの先発は左腕・村中。関本の先発起用の期待は高まっている。ならば、器用な男をどう使うか。２番を任せるもよし。主軸の後ろで勝負強さを発揮してもらうもよし。それによって、マートンの起用法をはじめ、あらゆる可能性が生まれる。

　現在１番に入っている平野は好調そのもの。「点が取れていないわけでもない。１、２番も悪くないから無理に変える必要もないとは思う」と冷静に語ったが、最善策を慎重に見極めながら、少しでも歯車が狂った時には即対応の構えだ。「マートンのいいところはどの打順でも対応できること。何かあったときには」１番復帰もある。場合によっては日替わり打線も。死にもの狂いで１点を奪うため、攻撃陣もラストスパートだ。