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阪神２位浮上！新井が決勝打含む３打点と大暴れ

サンケイスポーツ9月7日(水)21時30分配信
阪神２位浮上！新井が決勝打含む３打点と大暴れ
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７回、初回の先制打に続き、勝ち越し適時打を放った阪神・新井＝７日、甲子園（写真：サンケイスポーツ）
　（セ・リーグ、阪神５－１広島、１５回戦、広島８勝７敗、７日、甲子園）４番の新井貴が決勝打を含む２本の適時打を放ち３打点。七回に３安打を集中させ４点を奪った阪神は、細かい継投で広島打線を１点に押さえ２位に浮上した。



　秋の訪れとともに、主砲が復調してきた。前日６日、３試合ぶりに４番に復帰した新井貴の先制打で、阪神が主導権を握った。一回、先頭の平野が変化球を左翼線へはじき返すと、柴田が送って一死二塁。鳥谷は見逃し三振に倒れたが、新井貴が４番の働きを見せた。カウント２－１から２球ファウルで徐々にタイミングを合わせると、福井が投じた６球目、外角のスライダーにバットを振り抜き、三遊間を破った。４番としては８月３０日の中日戦以来の適時打となった。

　新井貴は同点で迎えた七回には、柴田と鳥谷が四球で出塁し作った二死一、二塁の好機で福井の直球を強振。中方向へ打ち返された打球は、勝負を決める決勝の２点適時打となった。

虎・マートン７戦ぶり２安打！新井に続いた

サンケイスポーツ9月8日(木)7時51分配信
　（セ・リーグ、阪神５－１広島、１５回戦、広島８勝７敗、７日、甲子園）秋風が吹き抜ける涼やかな甲子園を、一気にヒートアップさせた。鮮やかな中押し打＆激走ホームイン。気迫に満ちたマートンが、追いすがる鯉を振り払った。

　「どんな形でもチームの勝利に貢献できてうれしいよ。きょうは投手陣と新井サンのおかげで勝てたよ」

　自分のことはさておき、殊勲の仲間を持ち上げたが、その貢献度は大きい。新井の一打で勝ち越した直後の七回二死二塁だ。代わったばかりの２番手・豊田が投じた高めのスライダーを一閃。５試合ぶりの打点となる左前適時打で４点目を加えた。

　それだけでは終わらない。なお二死二塁から関本の中前打で、三塁をけって本塁へ突入。クロスプレーになったが、体ごとぶつかる猛スライディング。ホームで待ち構えた石原を吹っ飛ばし、右足をねじ込んだ。

　「二死だったし、何とか関本に打点をつけたかった。１点でも多く取りたいしね」とニヤリ。笑ってハッスルプレーを振り返った。

　一回の左前打を合わせて８月２６日のヤクルト戦（甲子園）以来、７試合ぶりのマルチ安打もマーク。ブラゼルの負傷離脱後から５番を務め、１０試合で打率・３３３（３９打数１３安打）、５打点。持ち前の確実性に勝負強さをプラスし、４番の後ろで鋭くにらみをきかせている。

　地元では約１カ月ぶりの完全休養日だった５日、家族４人で大阪市内に繰り出した。米国在住時も行きつけだったプライムリブ専門店で、大好物のローストビーフをほおばって英気を養った。神戸市内の自宅まで私鉄とＪＲを乗り継ぐ道中も、電車好きの『鉄ちゃん』助っ人にとってのリフレッシュタイムだ。

　「接戦が続いているし、くっついているチームも多い。あした（８日）も勝って、シーズン最後まで勝てるようにやっていきたいね」