穴馬馬券を的中させた、女の穴を独り占めにしてしまい…（その３）

（その２より）僕は思い切って、彼女にメールをしてみた。

「今度、そちらへ行くけど、この間の的中情報をいただいたお礼をしたいのだけれど…」

すると、暫くしてから、その彼女よりメールの返信がやって来た…

果たして、彼女の返事はイエスなのか、はたまたノーなのか…

恐る恐る、彼女からのメールを見てみると、そこには…

「○日の○時に、○○で待ち合わせしましょう」

と。

僕は、これから彼女と起こるかもしれない、出来事を色々妄想しながら、高鳴る気持ちを抑え、出張準備に取り掛かっていた…

…愈々彼女と会う約束の日の朝、出張先と、その後の彼女との待合せ場所へと移動するため、新幹線に乗車していた。

その数時間後、僕は、出張先での仕事を終え　いよいよ彼女との待合せの場所へと向かった。

僕は、あらかじめ彼女に目印になるものを伝えておいた。

約束の時刻の5分ほど前に、待合せ場所に到着することができた。

すると、通りの反対側の方から、僕の方を見て、小走りにやってくる一人の女性がいて…

その女性をよくよく見ると、その人は、知らせてくれた目印となるピンバッジを形の良い胸につけているのであった…（その４へ続く）