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安達ヶ原

2008年03月11日 11:30

宿に荷物を置き探索に出た、山道を歩き出したがいつの間にか霧に周りを囲まれ方向が判らなくなった、

足元だけ見えた道を辿り前に進んだ、

やがて一軒の家が見え、戸をノックしたら中から若い女の声がした、

「すいません、道に迷い困ってます。
良かったら電話を貸して貰えませんか」

中から声がした

「すいません、貸してあげたいんですがちょっと電話が壊れて、今修理を頼んでます。
暫く中で待って貰えますか?」

ゆっくり戸が開いた

見るとまだ二十代前半の女性だった、しかしこんな山の中での独り暮らしで大変だろうと思った、

俺は恐縮しながら中へ入れて貰い、上がり口に座り出されたお茶を飲みながら周りを見た、
古家なのか柱や天井の梁は黒光していた

まだここに来て時間が経ってないのに日が落ちかかって薄暗くなってきた、

たしか宿を出たのが昼過ぎで二時間も歩いて無いはず

「あのう、もう日も暮れてきました、夜道は危ないので空いてる部屋が有りますから、今日はここで休まれたら如何でしか?」

俺は少し考えた、若い女性の独り暮らし、男の俺が止まるのはまずいのではと、
しかし女性の言う通り、知らない土地の夜道は確かに危険だ、

「じゃあお言葉に甘えて、ここで休まして下さい」

部屋の片隅を指差した、

「いえ、遠慮せずに奥でおやすみ下さい、ただお布団は長い間使ってませんので少し匂うかも知れませんが?」

今の俺には何でも良かった、奥へ通され、暫くして眠りに着いたが夜中に人の気配で目覚めた、
部屋の入り口を見ると女性が俺を見つめる目が妖しいく光って側に近付いて来た、しかも薄での下着姿で居た、
黙って隣に入り柔らかな体を密着させてきた。


このウラログへのコメント

  • 姫ちゃん 2008年03月11日 21:50

    怖い話っぽいな^^;
    それとも前回みたいに笑えるHな話でもあるんかな^^?

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