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中日新聞より。いい話
2015年11月02日 23:31
『S君から届いた絵手紙』
名古屋市北区の織田さん(79)は、昔から絵を描くのが好きだった。ぼけ防止も兼ねて二十年ほど前から水彩画を始め、美術製作グループに属して毎年、展覧会を開催している。
十年ほど前には、古希を記念して故郷の稲沢市祖父江町の画廊で個展を開いた。その数日後のことだ。見知らぬ人から手紙が届いた。
文面には、
「織田君の中学の同級生です。クラスは違っていたけれど顔を覚えています。個展へ出掛けて懐かしくなり筆を執りました」と書かれてあった。
ところが、その手紙の文字がなんとも読みにくい。判読するのも困難なほどだった。しかし、読み進めるうち、差出人のS君が二十代の時に交通事故に遭い、半身不随になってしまったと書かれてあり驚いた。
首から下が不自由とのことであり、どれほど苦労して手紙を書いたかと想像すると感動した。
お礼に絵手紙を送ると、すぐに絵手紙の返事が届いた。それを初めにして十年間で約百通もの絵手紙のやりとりが今も続いている(写真は六月のS君の便り)。
ただ、一時期、ばったり音信が途絶えたことがある。心配になった。「もしや」と思い北郵便局へ問い合わせると、宛先不明で留め置かれているはがきの中に、S君のものがあることがわかった。
不自由な手が、さらに年齢とともに衰え、文字を書くのがつらくなったようなのだ。以来、郵便局の人はそのことを理解してくださり織田さんの元に届けてくれるという。
「絵手紙の交流で友情が生まれました。絵手紙は生きがいです。お互いに心を込めて命の限り続けていけたらと願っています」と織田さんは話す。
《中日新聞掲載 2015年(平成27年)9月27日》
このデジログへのコメント
眼は口ほどに・・・、というけれど、絵は心を伝えるんですね。
いい話です。
koujiさん:そうですね(*^^*)
克己さん:嬉しいな。克己さんならどんなお手軽をかくのかな。
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