- 名前
- 風来幽人
- 性別
- ♂
- 年齢
- 64歳
- 住所
- 秋田
- 自己紹介
- ほとんどのアブノーマルプレーに対応。SMプレーが中心なんで、SEXレスでのお誘いでも...
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「私はこうして犯された」−9
2006年08月09日 07:55
「君はプレーはした事があるんだよね」
「はい、何度か・・・・・」
「誰か特定のご主人様に教育された事は」
「それはありません、彼は軽いプレーですし、夫はノーマルです」
「あとは、単発で会ってSEXやプレーを時々するだけで・・・」
「それでか、少し躾が行き届いていないのは・・・」
その時男は少し考え込んでいた・・・
(何を考えているのだろう・・・)
「どうしようかなぁ・・・こればかりはなぁ・・・」
男にしては珍しく小声で、独り言のように言った。
私はこの時、物凄い不安にかられていた・・・・
(もしかしたら、M女として受け入れてもらえないのでは・・・)
(そんな、それは嫌よ、お願い・・・)
男は私の目を見てこれまでと違う口調で行った。
「ゴメン、少し中断ね」
(えっ何、何なの・・・中断って何・・・)
「俺が、俺流に一から仕込んでいいのかなぁ」
「君が、俺とは単発のお付き合いでいいというのなら」
「そう、気が向いた時だけ会って、体だけの関係でいいと言うのなら」
「それなりのプレーでいくけど・・・・」
「あのーーそれなりのプレーというのは・・・」
「君がこなせる範囲で、君が快感にゆだねられるだけのプレー」
「無理に俺好みの女に変えようとしないよ」
「逆に、君が一番快感に思えるプレーだけを、こちらが合わせるよ」
そう言った男の口調や優しい目は・・・
そうだ、メールでやり取りした時にこの人に感じてた、信頼感。
この時男はSでなく、一人の男性に戻っていた。
(少し中断というのは、この事かぁ・・・)
男はプレーに入り込む時と、素の時ときちんと使い分けられる人なんだ。
私はこの時一つの決心をしていた・・・・・
彼氏がいる事は事実だが・・・最近疎遠になっているのも事実だった。
好きとか嫌いのレベルでなく、生活リズムのせいが大きい。
彼は、どちらかと言えば「仕事」が第一の人で、自分の家庭はその次・・・
私の事は・・・正直三番目くらいだと、はっきり言われている。
それでも少し前までは、たびたび体をゆだねる事が出来た。
私は、出会い系でも男を漁る淫乱な女だ。
でも、彼氏に抱かれている時が今までは一番しっくりいってた。
当然夫とも、夜の営みは世間一般程度の回数はある。
嫌いでもないし、別れるつもりも全然ない・・・・
ただ、夫はまったくのノーマルなSEXだけだ。
私のM性をいまだに感じ取れない男である。
それが私に、彼氏を作らせ、出会いで遊ぶ元になっている。
私は、夫や・子供・家庭を第一だと思っている。
「彼氏」は、二番とか三番でなく、まったくの別次元にある。
悪い女だという事は百も承知だが、どうしようもない。
そんな彼氏だが、最近は「仕事」に追われる様になって来た・・・
月一度のSEXさえも怪しい状態だ・・・
そんな時にこの男が現れた・・・きっかけは出会い系・・・
いつも通り、一度か、体の相性がよければ、数回重ねてもいいかな・・・
その程度に考えてメールをやり取りしていた・・・・
しかし、会う日取りを相談しながら日を追っていくうち・・・
私の心の中に少しずつ広かって行くものを感じていた。
リアルで出逢うまで、そのもやもやは何なのかどうしてもわからなかった。
駅で待ち合わせ、この人を遠くから見つけた時・・・私の中で何かが弾けた。
私はこの人とSEXするんじゃない・・・きっと犯されるんだ。
何の意味合いも、脈略も無くそう感じてしまった。
私・・・きっとこの人の女になってしまうに違いない・・・・
いいえ、この人が私を自分の女として選んでくれるように、
そんな風に振舞ってしまうに違いない・・・・
私がこの人と出逢った時感じていたのは、この瞬間のためか。
コメレスです。
れいんさん、コメありがとう。
「湿ってる?」いけない娘だ。そんな曖昧な言い方で、もっとしっかり報告しなさい(笑)などとリアルでは到底言えないワシもそこに見え隠れする小説です。
しずさん、コメありがとう。
また見に行きますからね。
ナルさん、コメありがとう。
最後まで読んでから・・・・なんか怖い気がすると同時に、きちんと最後まで仕上げなくてはという気持ちにもなりますね。頑張ります。
このウラログへのコメント
ほほほ~この先が気になりますね~☆
女性の心理がよく描かれていてびっくりしてますw
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