- 名前
- ゆっき
- 性別
- ♂
- 年齢
- 44歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 秋になっても性欲が止まりません。本当にたくさんHしたい。同じ気持ちの女性の方、良けれ...
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デリヘル嬢に花束を(8)
2009年08月23日 10:15
あんまり真剣にならず、おちゃらけた感じで言ってみようか。
その方が相手にとっても重く感じず受け止めてくれる可能性が高そうだ、とか自分勝手に考えた。
君の事気に入っているよ、とか簡単な感じから入って、好きになった、みたいに言ったと思う。
彼女は困っていたかな。
しかし、嫌悪感は感じていない素振りだったと思う。
ちょっと忘れてしまったけれども「私もゆっきさんの事好きだよー」とか軽い感じで返ってきたと思う。これはたぶん社交辞令。
・・・もうこの時点で脈はないなと考えた。
まあ仕方がない、と諦めの境地。
それでも会えばSEX出来る。
彼女が呼べば来てくれる立場だと分かっていたのもあった。
もちろん金はかかるが。
また、彼女はモテた。
たまに自分の前についたお客さんから貰った鞄を見せられた。
彼女への誕生日プレゼントだった。
自分?
ちょうど会社を辞め、転職活動をしていた。金は底をついていた。
本当はあげたいのだけど・・・とくやしい気持ちをぶつけると、彼女は微笑んで、「煙草買うお金もないでしょ~」と一箱くれた。
自分への負い目もあったろう。
だから、おちゃらけた感じで好きだと言ってみようという考えも生まれたのだろうか。
それからたまに冗談っぽく、たまに真剣に何度も何度も言った。
彼女からは、俺の態度に合わせた感じでの回答が返ってくる。
冗談っぽく言ったら、冗談ぽく返してくる「私もだよー」
真剣に言ったら、真剣な眼差しで返してくる「私もだよ」
SEXで突いている時に言ったら、喘ぎながら「わ、私もだよ」と返してくる。
何度も言ったのは、好きだ、と言う事を楽しんでいる自分が半分、そして何度も言えば、彼女の気持ちがこちらを向いてくれるのかな、と自分本位で考えていたのが半分。
そんな関係がしばらく続いた。
・・・出会ってから1年半が過ぎる頃か。
年が明け、3月中旬。そろそろ春の足音が聞こえる頃。
自分は仕事が決まり、そろそろ住処を変えなければいけない時期が近づいてきていたのだ。
いつもの様に彼女を呼んだ。
彼女と会える最後の日だった。
続く。後2回です。
このウラログへのコメント
デコリさん
コメント有難う。今、本日分upしました。良ければ是非!
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