- 名前
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- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】特番-3、大晦日なう
2011年12月31日 07:48
「大変クポー!」
「なあに?クポー。大晦日は松並先生と過ごすんじゃないの?」
小春はそばを食べながら言った。
「ネガイナーが現れて他3人がピンチクポー」
「こんな時に攻めてくる敵さんじゃないっしょ」
クリスマスの闘いのとき、スターリンは確かに「よいお年を」と言った。あれは年末は攻めてこない(これない)という意味では。
「ネオバビロニアの刺客じゃなくて自然発生したネガイナークポー!」
ずずずっ
「そんなことありえるのっ!」
「絶対に笑ってはいけない~」
これはネガイナーの名乗り声。つまりこのネガイナーは「絶対に笑っていけないネガイナー」といったところか?紅白歌合戦にひいきのアーティストが出ないので大晦日を素直に楽しめない人々の願いのチカラがより集まって出来た、ふくわらいの怪物だ。
この怪物は笑った者に容赦なく触手攻撃してくる、おそるべき敵だ。
「あははは……変な顔です~」
「清澄、アウト~♪」
ビシバシビシバシ。
「あう~。痛いよぉ」
こんな具合である。
「遅れてごめんなさいだよっ」
「げ!小春が駆けつけましたわ」
「敵の特性上、笑顔がアイデンティティーの小春はかなり不利だから呼ばなかったのに」
敵に縛られながら、参考書とにらめっこな麻衣子。
「高瀬、お前は存在自体がアウト~!」
ネガイナーは無数の触手を伸ばす。
「はぁ!?よくみてよ。あたし、怒ってるんだよ」
ゴゴゴゴゴゴ……。
「オールコット開放!少女達よ開花せよクポー」
クポーは宝石箱を操作する。
「ビーイング・リンカネーション!夜空を見ながら笑顔を振りまく純粋少女っ。魔法少女コバルト、エイミーシルエット!」
フォームチェンジする小春。
副次的に茜もフォームチェンジしているが。
「笑顔の化身みたいなお前は、存在するだけでアウトだ~」
ドガバギガスバゴ!
軽いみのこなしで格闘し、触手を全て打ち砕く小春。
「近距離っテンペストっ」
ネガイナーを地面に凍結させて動けなくさせる。
「茜っ」
「はひっ!」
「合体魔法よ!人々から笑顔を奪うなんて許さないんだからっ」
触手から解放された茜は小春のいる空中に飛びあがり、その手を繋ぐ。
「ジョセフィンファイアー」
「エイミーブリザード」
「合体魔法!ヒーリングメガブラストっ」
ちゅどどどど~ん
「来年こそは…紅白…に出せ~」
しゅううう~。
「紅白なくても、大晦日は楽しめるよ。そういうふうになれるような一年間を過ごせたら良いね♪」
小春はにこっと笑った。
「クポーはこれで失礼するクポー~」
思いだし焦りして去るクポー。
「うーん。せっかく出てきたから、このまま初詣でも行こうかな」
「駄目ですわ。小春。初詣は晴れ着で行くべきですわ」
それもそうだが、もののついでってヤツだ。
「わたしは行くわよ」
「ぴよぴよ」
「どっちでもいいですっ」
多数決でこのまま神社に行くことになったのだった。
また来年っ!
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