- 名前
- たかふみ25
- 性別
- ♂
- 年齢
- 39歳
- 住所
- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】48-2、悪魔にも神にもなれるチカラ
2011年12月06日 07:38
「誰も知らない、知られちゃいけないい~♪魔法少女が誰なのか~♪」
「千歳、変な歌禁止。あと、みんな知ってるから」
じゃかじゃん!
「お前は今日からスカートです」
「え?どゆこと?」
「今日からはお前は女の子として暮らしなさいということよ」
「ど、どうして?……僕、男の子だよ」
「男の子、だった。よ。あなたは実は…いえ、女の子として暮らすのがあなたのためなのよ」
「よくわかんないけど、わかったよ。お母さんは間違ってないって信じてる。ところで、部屋にあった筈のオジンガーのプラモデル知らない?」
「あなたは女の子なのよ。男の子のおもちゃは捨てたのよ。これからは女の子のおもちゃを買ってあげるわ」
生活において性転換を強いられるよりも、おもちゃを捨てられたショックが大きかったあきらだった。
しかし、オトメン的に趣味で逆な事したっていいんじゃないか。その理解のない母だった。
その日以来、あきらは女性として生きる事になった。
「…それは大変だね。じゃあ!わたしが男の子として生きるよ」
恵が提案した。
「ほら。わたしってガサツで女の子らしくないじゃん。だからね、あきらの男の子の部分をわたしがやるの。あきらはそんなわたしを見て、満足すれば良いよ」
今にしては後悔すべき約束だった。あきらは母があきらにしたように、制限という束縛を恵に与えてしまったのだ。恵がそれに甘んじたのは恵があきらを大好きだからである。
もしそれがなくなったならば、あきらにはふたつも拠り所を失う事となる。
「めちゃくちゃにしてやるっ!」
何かから逃げながら、あきらは叫んだ。
「うむ。強大なチカラだ」
サダムはあきらから溢れる願いのチカラを感じとった。
「儂は最近調子良いからな。次も勝つぞ。この新型メカネガイナーを試してみよう」
サダムはあきらの進行方向にカードを投げつけた。
ずぎゃああああん!
「オジン、カイ、ザー!!!」
巨大な爺さんが現れた。サムイ姿だ。鼻メガネ的な異様な銀色の鼻が、彼が人間でないことを示す。
「我、オジンカイザー。若者よ、力が欲しければ、我が名を呼べ。我、神にも悪魔にもなれる力。くろがねの城塞」
「お、オジンガー!」
「違う!オジンガーではない。オジンガーを格段にパワーアップさせた、オジンカイザーだ」
「じゃあ、オジンガーで良いじゃん。僕の力になるんだろ?」
これまで堪えた男性的本能を込めてあきらは叫んだ。
「バイルダーオン!」
オジンカイザーの頭にある操縦席に乗り込む。
「さて、乗り込んだのは良いが、敵がいないな」
あきらはオジンカイザーのモニタ越しに街を俯瞰する。怪獣も敵メカもいない。まさに無敵だ。オジンカイザー!
「ん!?」
センサーが敵の存在を察知する。
「ぴよぴよぴ~よぴよ~♪」
買い食いを楽しむアドルフさんだった。
「恐竜帝国!!行け!オジンガー。恐竜帝国をやっつけろ」
「ま゛」
ズシンズシンズシン!
「ソケットパーンチ!」
オジンカイザーの右腕が飛ぶ。
「ぴよぴよ!!」
間一髪でかわすアドルフさん。
「なんだ。当たれよ!恐竜帝国を倒して、僕は無敵になるんだから」
操縦席から叫ぶあきら。
「悪の帝国ならば、よそ様があるですっ!そちらをどうぞですっ!」
咄嗟に現れた茜が、魔法騎士に変身する。
「異様な姿。わかったぞ。お前が悪の黒幕だなっ」
「ロストハリケーン」
突風を出すオジンカイザー
「違うですっ。わたしは街を護る魔法少女ですっ!」
「そんなの知らないよ」
意外と情報弱者なあきらであった。
続く!
このデジログへのコメント
元気~?
変な歌…って面白かった♪^^あゅも変な歌歌っちゃうトキあるょw
> あゅたん
犬猫飼ってると犬猫を讃える歌とか勝手に出来ちゃうんだよね~。そんなノリです。変な歌。
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