- 名前
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【魔法少女っ】50-2、クリスマス肯定派のレイチェル
2011年12月16日 21:12
ソリマチみたいな彼氏が出来る事を夢見つつ、今日もコンビニアルバイトを頑張るレイチェルであった。
こんな書き方をすると、なんだか報告文書みたいで嫌だ。
コンビニの作業をしながら、レイチェルは思案する。
理不尽な罪を着せられ、ひどい目にあわされた挙げ句、のたれ死んでいった、あの物語の少年を「可哀想」と評価するのは容易い。問題はその「可哀想」と抱いた想いをいかにしてこれからの行動にフィードバックするべきかだ。そして、その物語に触れた人々の大半はそれをしなかった。
いわば「見て見ぬ振り」という名の悪意だ。
そして、件の少年は確かに「可哀想」だが、実はその少年の前世は極悪残虐独裁者だった……という説が教典に書いてあった。
つまり、ある意味因果応報だったって話だ。
「あ~。クリスマス近いっていうのに彼女いねーよ。ここのコンビニには可愛い娘いるか~」
非モテ系大学生がコンビニに入る。
「お断りだず、このおぼこが!」
営業スマイルを忘れるレイチェル。
大学生は醜くはないが、ソリマチタイプではなかった。かと言って、「可愛うい~ね~」と言いそうなチャラチャラでもない。つまり中途半端。不合格。
「はい、ども~」
方言丸出しで応対を終了する。二度と来るな。
「オラ、シスターだがら、クリスマス稼ぎどぎなんだから、クリスマスなくなっても困るずね~」
続く!
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