- 名前
- たかふみ25
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- 年齢
- 40歳
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- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】47-3、女の子らしく
2011年12月02日 18:55
その翌日。青柳邸。
麻衣子はおとなしく静養していた。しかし、痛みが引く気配はまるでない。これでは静養の意味も欠席の意味もなくなる。
「ひょっとしたら」
麻衣子はひとつの考えを思い付く。麻衣子はラウンドドライバを持ち構えて、空に向けてみた。
どくん。
痛みのうねりが脈打ち、麻衣子の全身を駆けた。
「やっぱりね」
その痛みに意識を奪われながら、麻衣子は勝利を確信するのだった。
「はぁ……」
ベストカップル大賞に選ばれた南館恵は放課後の帰路、人目のないところで、ため息をついていた。
「私も女の子らしくいたいよ」
恵は実は女の子なのである。だが、その風貌と立ち振る舞いから、美形な男の子として認識されてしまったのだ。
幼馴染みであるあきらが可憐なため、完全にキャラが固定してしまった。
「あらあら。よろしければ、力になりますよ~」
「あなたはミスコン落ちの」
「ミスコン落ちっていうな!2年の東原琴よ~」
もし中止されたミスコンがちゃんとやってたら、琴は表彰台に立てただろう。
「そんなあなたが何の用だい?」
「女の子らしくなりたいのでしょう?わたしなら、力になれますよ~」
男の子にモテて、同性に嫌われる琴と、女の子にモテて女の子だと認識してもらえない恵。対比的なふたりだった。
「はははは!その勝負!受けてたとう」
高笑いする声が別方向から聞こえた。
「ネオバビロニア!」
それはサダムだった。
「今日手に入れた材料を試す時が来た。いでよ、メカネガイナー!」
ずぎゃあああん!!
続く!
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