【魔法少女っ】49-2、レイチェル・カーソンの謀略。

レイチェル・カーソン。この物語では、街の教会を守る、んだんだシスターである。
「おお神よ。今日も迷える子羊ば導いてけろず。アーメン」
朝のお祈りをするレイチェル。
しかし、彼女は立場の上で、本当に神を信じ、神にすがっているのだろうか？
彼女の起こしたこれまでの行動は、むしろ神に甘えず、自らの力で状況を打開しようと足かくものである。
琴とかずねを何らかして闇の魔法騎士に仕立て、ネガイナー退治と願いのチカラ集めをしてきたのだ。

そういえば、レイチェルの正体は敵方であるチャウシェシュクの娘だったっけ。その秘密が公開されたに関わらず、レイチェルは平然としている。
目下、彼女の懸案事項はいちど失われた琴とかずねの変身能力をいかにして取り戻すかの研究であり、そこに気持ちを集中している。
「おっとうばやっつげるまで、オラ諦めねぇず」
でも、具体策は何も思い付かず、それが出番を久しく与えられてないわけである

続く！