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【魔法少女っ】51-6、カッチーニのアヴェマリア
2011年12月25日 06:42
フォームチェンジした四人の猛攻により、魔獣ラスカルとダークキャロルは祓われた。
しゅううう……。
クリスマスツリーがそこに残った。
「ラスカル~~」
アライグマのぬいぐるみを抱きしめるスターリン。
「スターリンのオッサン」
歩み寄る小春。
「なんだ。青いの」
「メリークリスマスだよ」
クリスマスメッセージカードを渡した。
「ちょっ。小春。敵さんに渡すですかっ」
茜が驚く。
「なるほどね」
「……納得」
麻衣子と有希はなんか理解してるようだ。
クリスマスはたとえ争いあう敵同士でも銃を止めて共に寄り添うべき。そういう日なのだ。
小春は、それを実践したわけだ。
「ぐぬぬ…とりあえず受け取っとくが、お前たちはラスカルの仇だ。次は容赦しない!……よいお年をっ」
スターリンは立ち去った。デパートの屋上はつわものの夢のあと。
「終わったわね」と麻衣子。
「まだ終わってないよ」と小春。
「……ん。これから孤児院でクリスマス公演だそうな。麻衣子も見に行くか」
「そうですね先輩。息抜きも必要。わたしも歌おうかしら」
「僭越ながら、わたくしも歌いますわ」
「千歳は変な歌歌うよね」カッチーニのアヴェマリア。一見すると悲しい曲だが、実は「絶望的状況の中のわずかな希望」のような不思議な味わいのある曲である。これを歌える麻衣子はすごい。
「クポーのクポー」
「サラのサラ!」
「ぴよぴよ!」
三大妖精は大きめな宝石を取り合っていた。ダークキャロル分の願いのかけらだ。
「これは琴さんに渡しますっ」
茜はアドルフからそれを奪って言った。
「ぴよ~」(早く人間になりたい)
「サンタさん。トナカイさん。そりさん。歌姫さん。ありがとう!!!」
孤児院での公演を終えて感謝される演劇部。
「やっぱり感謝されるって気持ちいいね~」
高瀬邸。
「おかえりだよみんなっ」
かずねが出迎える。なぜかウェイター姿だ!
「あらあらあらあら。お疲れ様みんな。クリスマスケーキ作ったわよ~」
「……お。うまそう」
「ささやかなパーティーを用意したよっ!今年もお疲れ様っ。さあさあ。正装に着替えてっ」
「承知しますた」
あうんの呼吸でサラは茜と千歳を更衣室に引っ立てる。
「松並先生も」
「あ。はい…」
春夏が松並先生を更衣室に。
「小春。いちばん頑張ったのはお前だな」
クポーは久保田になり、そっと小春を抱き寄せた。
「駄目だよクポー。松並先生に悪いよ」
「そんなの気にしない。あんがとな」
なでなで…なでなで…
「…兄さん…」
亡き兄を思い出し、すりすりと甘える小春。
「あらあら。甘えん坊で可愛いわね~」
「ボクも甘える~♪」
「ぴよぴより」(早く人間になりたい)
「……視聴率取りたいのか」
有希はアドルフの首根っこを掴む。
「着付けが完了しますた」
「あらあら。綺麗なドレスね~」
「若草シルエットをモチーフにデザインしてみたんだよっ」
久保田から離れて茜と千歳の衣装を説明する小春。
こちらもなんだかにぎやかなパーティーになりそうですっ。
ちゃんちゃん。
魔法少女っ~まじかるスターライト~はもうワンクール延長が決まりました。来年も宜しくお願い致します
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