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【魔法少女っ】51-2、魔獣ラスカルの猛攻

2011年12月21日 17:24

「そんなことはさせないぞっです!」
騒ぎを知り、悪の気配を嗅ぎ付け、デパートの屋上に来た茜達。
やれやれ正義の味方のおでましだな」
飄々としたラスカルは3人を見る。
「ふたりとも見ない顔だよ」
スターリン元帥。ネオバビロニアの親玉ですわ」
面識のある千歳が茜と小春に教える。
「もうひとりは?」
「恐らくはスターリン所有のネガイナーですわ」
不正解魔法騎士デイトナ
「彼は我が友達にして、最強の切り札。魔獣ラスカルだ」
「ラスカ~ル」
名刺を渡すラスカル。肩書きには「魔獣」としか書いてない。
「魔獣も名前の一部なら、ラスカルちゃんは無職なんだね♪」
にこやかに言う小春
無職っていうな!」
確かに失礼だ。あなたは他所の犬猫無職呼ばわりしてはいけない。
名刺がわりにこれをだよ」
小春ラスカルクリスマスカードを渡した。

「ちょっ。小春。敵にクリスマスカードを渡すなんておかしいですわ」
千歳がなじる。
「え?敵だからこそ渡すんだよ?」
小春はきょとんとした。
「とにかくネオバビロニアの策略は止めるですっ」
茜がラウンドドライバを構えた。
「wewish reincanation!」
「輝く3つの願い星。まじかるスターライト!!!」
魔法少女に変身する三人。
「ラスカ~ル」
どぐしゃあああ!
しかし三人はラスカルの腕のひとふりとその衝撃波によりシュンサツされてしまう。
一気に変身が解除されてしまう。
「あたし達弱すぎる?」
尻餅をついた小春が叫ぶ!
「違いますわ。相手がかなり強いのですわ。スターリン元帥の使い魔……恐るべしですわ」

すごすごと退却する三人。
「勝った。……勝っちゃた?」
「そうだよスターリン。さあ、作戦を実行するぞ」

どんより雲の濃度はますます上がるのだった。

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