【魔法少女っ】48-4、アキラメグム

オジンカイザーにつまみ上げられ、ぶら下がり状態の麻衣子。
「なんだか知んないけど、ぴんちですっ」
そこに駆け付ける、小春と千歳。
「先輩はどうしたんですの？」
「魔法騎士に変身できないみたいなんですっ」
「とにかく、助けるよっ」
小春が跳躍し、オジンカイザーの手指を蹴り、麻衣子を落下させる。それを千歳の防御魔法で受け止める。
「4人揃ったみたいだな。今こそ真のチカラを見せる時だ。ネガイナー」
サダムがオジンカイザーに命じる。
「オジ～ン、カイっザー！」
傍目にはでっかいじいさんが欠伸をしてるようにしか見えない。それで気合いが入るのだ。
「デっビ～ル！」
操縦席のあきらも気合いを入れる。すると、オジンカイザーに巨大な翼が。
「なんかすごい」
「スピニンググレネイドソケットパンチ」
魔法少女三人をひと凪ぎにする飛ぶ拳！
「さっきより強くなってるですっ」
「こうなったら、フォームチェンジだよ、茜」
携帯を取り出して久保田先生を呼ぶ小春。
来るまでの間の時間を稼がねば。
しかしあきらとオジンカイザーは容赦なく迫る。
「バーニングブラストファイア」
「トルネイドロストハリケーン」

もはやこれまでか
「あきらっ！あきらだよね」
助けが入った。すっかり美しいレディになった、恵であった。

続く！